連載:気まぐれゲーム雑記 第851回:Valve「日本からのSteam購入は上位10カ国に入っている」

大いに盛り上がれ。

日本でPCゲームが売れていないというのは、そろそろ過去の話になるかもしれない

日本でもPCゲーム市場が盛り上がりの時を見せている?

AZです。書きたいネタがあるときは、そちらを優先するときもあるのです。

それはさておき、Steamの運営元であるValveのRicky Uy氏とAugusta Butlin氏が日本のインディーゲームイベント「BitSummit 2015」にて、Steamにおける日本の現状についてを講演しました。

講演では、日本円での決算やWebMoneyに対応したことで、日本の収益が86%に増加した事や、Steamのドキュメントやサポートの日本語ローカライズを進めており、日本人にとっての利便性が大きく向上しているとのこと。また、日本からのSteam購入者は上位10カ国に入っており、さらにSteamの人気上位100タイトルのうち、日本デベロッパーの作品は10%以上を占めているとして、日本製のコンテンツは高い人気があり、高い売り上げをほこっている、としました。これは、結構スゴイ事でもあります。

どこらへんがスゴイかというと、Steamで日本語を使っているのは全体のわずか1%に満たない人たちで、Steam全体は今のところ1億2500万ユーザーいるとされています。単純計算、日本のユーザー数は約125万になるわけですが、それだけなのに日本からの売り上げは上位10カ国に入るというのは、かなり支払い率が高い事がうかがえます。要するに、それだけSteamでゲームを買う人たちがいる状況になってきた、といっても過言ではありません。

以前、日本ではファルコムがPC版は売れないと言った内容のツイートをしたことでほのかに話題となりましたが、そのような認識は過去のモノになりつつあるような雰囲気も漂っています。大手メーカーも、それなりのタイトルをSteamで配信するような傾向がちらほらと見受けられますし、今後も増えていく可能性はそれなりにあるような気がしてなりません。
ちなみに、ファルコムの話は必ずしもファルコムが悪いという話ではなく、ファルコムはSteam以外の場所(DLlite等々)ならPC日本語版を配信したりもしているので、あくまでもSteamで日本語を出すか否かという話のみに言及した方が良いでしょう。

ともあれ、日本でもPCゲーム市場は刻々と変化しており、かなり環境も良くなってきているのは間違いないことです。日本でも、家庭用機に加えてPCが選択肢の一つになる事を期待したいモノですね。

[情報元:4Gamer.net

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