気まぐれゲーム雑記
連載：「Banished」プレイ時間4時間でのファーストインプレッション　ちまちまっとした街開発がじっくり楽しめます

これは好きな人、多そうですよ？

PS4の事は、また改めて……。

AZです。自分で作った料理の出来映えがイマイチだった時、一人身である事が本当に切なく感じます。

さて、ついにPS4が発売となりましたが、PS4について思うところを色々書いていたら長くなりそうな予感がしましたので、PS4関連の話題は一端落ち着いてからする事にしまして。とりあえず本日は、当ブログイチオシの街開発シム「Banished（バニッシュド）」のファーストインプレッションにまかり出ようかと思う次第です。

じっくりと街開発をしたい、そんな貴方へ送る一本です

Banishedとは追放者達という意味で、故郷から追放された人々に安住の地を提供してあげる街開発ゲームとなっています。ですが、決してシムシティのような大規模なものではなく、トロピコのようなやや小規模なものとなっていますが、戦争やら政治やらややこしいモノはありません。マルチプレイもなく、シングルプレイで街を開発していく事のみにスポットが当てられています。なおかつ、人々がしっかりと活動している様がわかる代物になっているのが特徴と言えるでしょう。ちなみに、本作はShining Rock Softwareが開発したゲームですが、在籍しているのはLuke Hodorowicz氏だけという、要するに一人で作られたゲームとなっています。

こぢんまりとした街……というか村

とはいっても、ただ作っていくだけじゃジオラマを製作するのと変わらなくなってしまいます。そこでゲームの要素を挙げていくと、まずは時間の概念があります。これは、農作業の収穫に影響するというのがわかりやすいものでしょう。春に種を蒔き、秋に収穫し、冬は収穫しきれなかったモノはなくなる、といった流れがあります。また、交易でトレード品を持ってくる船も時間で登場します。

交易所に船が来た

また、街の人々は様々な要素で死に直面する事となります。例えば寿命だったり、寒さで凍えて凍死したり、餓死だったり。更には、ゲームを開始する際に「災害の有無」を選べますが、有りにしておくとトルネードがやってきて自分の作った街を綺麗に破壊していってくれます。自然の驚異には勝てないという様を痛感させてくれるのです。

とるねぇど！

街を作っていく要素として、人を色々な職業に割り振って進めていきます。建物を作るなら建築家、農業なら農民といった感じに役割を与えていく事になります。この管理をうまくこなしていかないと、最初の年の冬で越冬できず人々が餓死していく様を眺めるハメになったり、人口が中々増えないと言った現象にぶつかる事になります。しっかりと食料を確保し、家、薪などを用意して幸福度や健康を維持しながら越冬し、人口を増やしていくのが一つのサイクルと言えるモノになっていきます。

越冬します

4時間プレイで思った事

この作品は、自分が考える街というのをじっくりと作りながら、作り込める街作りシミュレーションです。昨今には見られなかったタイプで、一人で黙々と作る事ができるのは何とも嬉しいモノでしょう。また、一人で作った作品ながらに、非常に良く出来ています。街作りがしたい人にとっては楽しめる一作だと言えます。

まだ英語版しかなくMODも実装されていないのですが、今後はMODを実装するという事で日本語化をするような有志の方々も健在しているようです。MODが早期に導入される事を切に願いたいところではあります。全体的にそこまで難しい英語でもない気はしますが、日本語でプレイ出来た方が安心出来る人も多い事に違いはないでしょう。

都市開発の代表作であるシムシティがアレな状態になっている今、お手軽な価格で出来る本作は実に良いモノであると言えるでしょう。この手のタイプを求めていた身としては、諸手を挙げて喜びたいです。インディタイトルでまだ広く知られていないとは思いますが、じっくりと広まっていって欲しいモノですね。

以上、「Banished」プレイ時間4時間でのファーストインプレッションでした！