連載:気まぐれゲーム雑記 第575回:月額MMO市場は右肩下がりのようです
気まぐれゲーム雑記
第575回:月額MMO市場は右肩下がりのようです
MMOは人を選びやすいです
しっかりと作られたモノのみが生き残るのは当然
AZです。マクドナルドのナゲットは結構好きだった事を改めて思い知らされましたが、強いて言えばバーベキューソース派です。
ところで、月額課金制のMMO市場が2010年を境に右肩下がりである事を伝えている記事があったのでご紹介です。
月額課金制のMMO市場は2010年から縮小しており、2010年は全世界で3060万人の月額課金者がいたが、2013年では2340万人に減少した。
収益の損失を補うため、いくつかの主要タイトルでは月額課金制に加えてアイテム課金を組み込んだり、あるいは月額課金制をやめて基本プレイ無料に移行するなど、収益モデルを完全に切り替えている場合もある。
月額課金制のMMOにおける、アイテム課金による収益の割合は、過去5年間で14%から27%に倍増しているとのこと。
[引用元:Kulturさん]
まぁ、淘汰されたという印象ですかね。
元々の記事は海外のモノですが、根本的に日本では極一部の月額課金MMOのみが健在というだけで、多くはF2Pへと移行しました。特に、PSO2以降はその波が強くなりましたし、TERAなんかもサービスイン当初の月額料金3000円から華麗にF2Pへと転身する様は、サービスとは一体何なのだろう? と思わせてくれた一件とも言えます。
現在日本で一番プレイされている月額課金のMMOと言えば、FF14で間違いはないでしょう。また、ドラクエ10も確かなプレイヤー数を確保しています。月額制のMMOは他のゲームと金銭的な価値観の違いを引き起こしやすい事を考えると、それら両タイトルは定額で十分なゲームプレイを提供する価値があった、と多くの人に知らしめた事になります。
一方、月額ではなくF2Pだと未だに抵抗があるという人も多いですし、実際には抵抗を覚えてしまうような内容のゲームも存在しています。とはいえ、市場はそちらにシフトしており、今後のメーカーはF2Pという選択を採用するところも増えてくるでしょう。月額とF2Pを比べるのは根底の在り方が違うのであまり比べる必要性もないとは思いますが、企業にとって都合が良いのはF2Pであるというのが時代の流れとも言えます。
今後、月額MMO市場は一定の評価を受けたモノのみが生き残り、あとはF2Pでどういったモノが話題になるのかが注目されていく事になります。MMO市場がどのように変化していこうというのかを、今後もじっくりと見守っておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:月額MMOが右肩下がりってな話なんだけど、そりゃまぁつまらんモノは捨てられるだけだと思うわけです。
:まぁな。それこそ10数年前は、すべてのゲームはネトゲに集まるという熱気さえ感じられたモノだが。
:実際、そんな事はなかったってオチでもあるね。今は、良質なモノとそうじゃないモノがきちんと結果として出るようになったし、あれはあれでバブル的なものだったのだろうとも思うよ。ま、日本でもしっかりとMMOを運営していくメーカーは頑張ってほしいものですな。……EQ Nextに期待している身としては、ああいった類のゲームが日本から出てこないのは不思議でならんけどネー。
:メーカーにはメーカーなりの思惑があるだろうし、何とも言いがたいところではあるがな。
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