連載:気まぐれゲーム雑記 第573回:マイクロソフトがXbox Entertainment Studiosの閉鎖を発表した件について

気まぐれゲーム雑記
第573回:MicrosoftがXbox Entertainment Studiosの閉鎖を発表した件について

とりあえず方針転換なのはわかります

映像部門自体がよろしくなかったという結果

AZです。おま国のゲームだけどSteamでセールになっているゲームについて、そのゲームの日本関連メーカー公式ツイッターがリツイートしているのを見てしまい、本当にそれでいいのかと思ってしまいました。

そんな事とは関係ない話ですが、マイクロソフトのXbox部門TOPであるPhil Spencer氏が、映像部門となるXbox Entertainment Studiosの閉鎖を発表しました。

昨日CEOのSatya Nadella氏より1万8,000人という過去最大規模のレイオフが発表されたMicrosoft。レイオフは来年初頭まで続く見通しとなっており、特にゲーム部門における詳細な対象やその影響は明らかとなっていませんでしたが、新たに同社のPhil Spencer氏よりXbox Entertainment Studiosの閉鎖が発表されました。

Xbox Entertainment Studiosは2013年に発表されたカリフォルニア州ロサンゼルスに位置するスタジオ。当時MicrosoftがXbox 360にてKinectとエンターテイメントコンテンツの融合を推進していた中、インタラクティブな映像コンテンツを製作するため立ち上げられました。

[引用元:Game*Spark

華麗なる方針転換ですね。

去年のE3からTVとの融合に失敗した印象もあるXbox事業ですが、今回の一件で映像部門をバッサリと切るスタンスへと突き進む事になります。ヘイローのTVドラマ化など、すでに動いているプロジェクトはそのままのスタンスになるようですが、スタジオそのものが閉鎖するということは今動いているプロジェクトが終了したら終わりという事で間違いはなさそうです。

マイクロソフトというよりも、Xbox部門のTOPであるPhil Spencer氏は、今年のE3でひたすらにゲーマーの為のゲーム映像を公開し続けていました。また、Xbox OneではKinectを本体から切り離したエントリーモデルを登場させる事も話題を呼びましたし、シンプルに「ゲーマーにとって余計と思われるモノをそぎ落とした」という事が垣間見えます。Xbox Entertainment Studiosの閉鎖も、その一端である事に間違いはないでしょう。要するに、「選択と集中」です。

TVとの融合はともかくとして、Xbox Oneから切り離されたKinectに可能性があるのは言うまでもありません。そこらへんはPS4カメラと同じですし、Oculus RiftやProject Morpheusでその価値が爆発的に膨れあがる事は予想できます。とはいっても、それはVRが浸透してきちんと認知された後の話になりますし、まだその領域でもない事は窺えるわけです。まぁ、現時点でゲーム開発者な方々は当然ながらその可能性を今から模索すべき話でもありますが。

日本市場は簡単なマーケットではないとも述べたPhil Spencer氏ですが、以前に比べてかなりゲーム事業そのものを整理してきている事が窺えます。はてさて、Xbox Oneは今後どういった舵取りをしていこうというのか。生暖かく見守っておきたいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:マイクロソフトがXbox関連の映像部門となるスタジオ閉鎖を発表したよーってなお話です。

しゃきーんさん:TVとの融合を目指してたとは思うのだが……。

しょぼーんさん:まぁ、そこらへんがイマイチ受けなかったって話なんじゃなかろうかと。ゲーム機はどこまでいってもベースはゲーム機であって、そこが強いからこそ他が映えるのだっつー話ですな。まぁ方針転換を明確にしてるんだから、ジックリと取り組んで欲しいとも思うよ。……あとはXbox Oneだけに限らず、ラインナップの問題っすよねぇ。

しゃきーんさん:ハードがあってもソフトがなけりゃ意味がないからなぁ。ま、PS4とXbox Oneはノンビリと1年待つ心意義でいいんじゃねーの?

連載:気まぐれゲーム雑記 第573回:マイクロソフトがXbox Entertainment Studiosの閉鎖を発表した件についてに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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