連載:気まぐれゲーム雑記 第828回:Steam、購入から14日以内でプレイ時間が2時間以下の場合は返金に応じる新ガイドラインを発表
より「ユーザー」のために。
使っている人にとって、便利なツールになるのが目標
AZです。Fallout4のために、今後も頑張って生き抜こうと思いました。
それはさておき、Steamの新ガイドラインが発表されたわけですが、購入から14日以内でプレイ時間が2時間以下の場合は返金に応じるという内容で話題を呼んでおります。詳しくはこちら。
Steam返金
理由を問わず、Steam上での購入のほとんど全てに対して返金をリクエストすることができます。ご利用のコンピュータが最低要件を満たしていなかった、間違えて購入してしまった、 あるいは1時間ほどプレイしてみて初めて好みのゲームでは無いことに気がついたのかもしれません。
理由は何であれ、購入から14日以内で製品のプレイ時間が2時間以下の場合、help.steampowered.comから受けたリクエストに対してValveは返金を行います。詳細は以下よりご確認いただけますが、上記の返金ルールの範囲外であっても、リクエストを送信することはできます。スタッフが提出されたリクエストの内容を確認します。
返金が承認されると1週間以内に返金が行われます。Steamウォレットのクレジットとしてあるいは元のお支払い方法に返金されます。 Steamが元のお支払い方法へ返金できない場合にはSteamウォレットに全額返金されます。(お住まいの地域で対応の購入方法の中で、元のお支払い方法への返金を受け付けていない場合があります。リストはこちらをクリックしてご確認ください。)
返金対応可能な条件
Steamは、Steamストアで2週間以内に購入され、使用時間が2時間以内のゲーム或いはソフトウェアアプリケーションに対して返金を行います。その他の種類の購入に対する返金の仕組みと概要はこちらです。
~中略~
濫用
返金は、Steamでのご購入からリスクを取り除く為に設計されており、ゲームを無料で試すためのシステムではありません。返金システムを濫用していると弊社が判断した場合、 返金リクエストにお応えできない場合があります。セール前に購入された製品を返金し、直後にセール価格で再度購入することを濫用とはみなしません。[引用元:Steam]
DLCでの返金など詳しい詳細は、リンク先を閲覧してみて下さい。
Steamでは、今まで原則返金には応じないとしてきました。むしろ、EAのOriginでは返金に応じていたので、そういった意味ではSteamも一歩前進した事が窺えます。
今回のガイドラインで懸念されることは、このシステムを体験版のように使っていく可能性です。とはいっても、一応濫用の項目を作っており、やたらと使いすぎる人に対しては返金に応じない場合がある旨も明記されています。Steam利用者が悪用しないための牽制にもなりますし、あくまでも無料体験するシステムではないという事がしっかりと見て取れます。
一方、メーカー側としても今後はきちんとした対応が求められます。購入から2週間、プレイ時間は2時間という縛りは、メーカーの不具合次第で面倒がおきる可能性も否定できません。例えば、日本語が入っていたのに後日日本語が削除された、とかそういった部分がどうなっていくのかは、注目しておいて損はなさそうです。日本でも、FF零式HDがSteamで配信予定になったりとPCでもゲームが配信されるようになってきた昨今ですが、Steamの勢いが日本でも確かなモノになるかどうかが見どころとも言えます。家庭用機やスマホだけでなく、PCゲーム市場もしっかりと認知されるような環境になって欲しい限りですね。
:Steamで返金の新ガイドラインが発表されたよーってなお話です。
:おー、なんか凄そうだな。
:日本からだと、Steamウォレットなら返金の対象になるんじゃないかな。やっぱ、PCゲームって相性云々があるから、こういうシステムは嬉しい限りっすな。……すこしでも、使う人達にとって良いシステムになっていくといいねぇ……。
:使い勝手がよくなってこそ、価値を見出しやすくなるからなぁ……。