連載:気まぐれゲーム雑記 第817回:新たなKinect体験の発表が控えているそうです
Kinectはなんだかんだと可能性はあると思っております。
選択肢があるというのは、買う側に取っては喜ばしい事
AZです。買い物上手になりたいです。
それはさておき、MicrosoftのXBOX事業トップであるPhil Spencer氏が、Kinectについて語っています。
Phil Spencer
見捨ててはいないよ。我々はこれからも、Kinectがエコシステムの重要な一端を担うような機能の構築を継続していくつもりだ。
~中略~
Phil Spencer
価格帯はコンソールにとって極めて重要だ――このホリデー・シーズン、値下げで売上が伸びたイギリスとアメリカで証明されたようにね。素晴らしいことだ。それに、コンソールを買う時にKinect機能をどれだけ重要視しているのか、消費者に選択肢を与えたいと考えている。Kinect同梱本体が欲しければ、未だに販売中だ。エコシステムの素晴らしい一端を担っていると考えている。ただ本体だけが欲しいとか、Kinectは後から付けたしたいという人、もしくは単純にKinectに興味がないという人には、その選択肢も提供しているんだよ。~中略~
Phil Spencer
Kinectとの相性がすこぶる良いジャンルもあるが、『Halo』や『Call of Duty』をプレーするなら、「Kinectが要るな」と思うような状況はあまりないだろうね。Spencer氏は、新たなKinect体験に関する発表が控えているとしている。
[引用元:Choke Pointさん
相性があるのは仕方なし、ですかね。
Kinectには、それ相応の可能性はあると思う一方で、それが「必須」となるゲームをコア層が求めるかどうかは何とも判断しがたい。それこそ、タイトル次第としか言い様がないわけで、Kinectのような周辺機器は、コア層が望むであろう「コントローラ」を使ったゲームとマッチし辛いというのは、誰の目にも明らかです。
Xbox Oneの初期は、Kinectが強制的に付属されていましたが、現時点では「選ぶ」事ができます。やはり、買う側にとって“周辺機器”の取捨は自分で選び取りたい、というのは当然の感情でしょう。となると、今後のKinectの課題は、Kinectじゃないと味わえないゲーム体験を提供するほかに、道がないわけです。
例えば、今はOculus Riftを筆頭にしたVRが話題を引っ張ろうとしています。あれらは、性能や価格次第にも思えるところですが、やはり「それがないと体験できない」というのは大きな強みです。一方で、マイクロソフトはVRではなくARデバイス「HoloLens」を作り、その可能性を見出そうとしています。Kinectや「HoloLens」などのデバイスが、今後どういった魅力を見せつけるか次第、にはなりましょうか。
日本市場では、期間限定ながらに値下げするなどを見せておりますが、苦戦というか劣勢というか、色んな意味で手厳しい市場環境になっているのは言うまでもありません。日本でKinectのような周辺機器は更に扱いが難しいとも思えますが、より興味が惹かれるような発表を期待してみたいモノですね。
:XBOX事業のトップことPhil Spencer氏が、Kinectについて語っておるよーってなお話です。
:Kinectって、どうやって遊びに結び付けるかが難しいんだろうな。
:要するに、わかりやすさなんだろうね。VRはゲームの延長として存在できるし、ARは直視できるから扱いやすいんだろうけど、Kinectでのゲーム体験ってイマイチピンと来ないし。……そのピンとこないところを提示してくれれば、可能性はあるような気もするのだけど……。
:ま、要するに新しい発表を待てってことだな。