連載:気まぐれゲーム雑記 第853回:Fallout Shelterが2週間で6億円以上の収益を記録した件
F2Pは悪ではないし、課金も悪ではない
単に「納得できるやり方か否か」である
AZです。夏バテといわんばかりの体調不良です。
それはさておき、調査会社SuperData Researchによると、Bethesdaが配信している「Fallout Shelter」の売り上げが2週間で6億円以上を出していると報告しています。
デジタル・ゲーミングのマーケット情報を提供するSuperDataによると、Bethesdaは基本プレー無料ゲーム『Fallout Shelter』のアイテム課金によって、500万ドル以上を稼ぎ出しているという。SuperDataはその要因を「控えめな課金とオフライン・プレーを可能にしたことで、BethesdaはF2Pの課金に極めて批判的な消費者グループの尊敬を勝ち取ることに成功した」こととしている。
[引用元:Choke Pointさん]
いやほんと、上手いですね。
2週間で6億円以上というのは、かなりスゴイ勢いになっている事が窺えます。さすがは、Falloutの名を持つタイトルといったところでしょうか。
Fallout Shelterのうまいところは、FalloutファンをF2Pに取り込めたということです。もちろん、その背景には来たるFallout4があった事は間違いなく、Fallout ShelterはFallout4への布石として準備されたモノであるのは間違いないのですが、Falloutシリーズが好きそうなコア層に向けて、確かな利益を上げられたというのは賞賛に値するような気がしてなりません。
日本では、F2Pや売り切りゲームの課金要素(消費アイテム系が主)というのは、旧来の売り切りゲームが好きな人たちから敵対視されやすい傾向があります。ぶっちゃけ、払うも払わないも個人の自由なわけで、納得するか否か以外なにものでもないはずなのですが、そこらへんは過去に色んなメーカーが本来あるべき要素を省いて課金にしたり、単なる運試しに過ぎないガチャ要素が主流になったり、課金要素等々により「ただ時間がかかるだけのゲーム」になってしまったりなど、ゲームが純粋に楽しめなくなった事に対して色んな不満が集まった結果にもなりましょうか。他の理由も多々ある事は間違いありませんけど。
ほぼ勝利が約束されたFallout4ではありますが、スピンオフタイトルながらにF2Pで多くのファンから好感度が上がるようなやり方をしてくるというのは、非常に上手いやり方と賞賛する他ありません。日本でのFallout4がどうなるのか、その動向を楽しみに見守りたいですね。
:ちょっと前なんだけど、Fallout Shelterが2週間で6億円以上の収益を記録したよーってなお話です。
:なんかこう、F2Pでも支持されるってのは上手いやり方だよな。
:本来、F2Pとか課金がバランスに絡むゲームは、払う側が納得できるか否か、気持ちよく金を払えるかどうかで勢いが決まると思っておりますよ。そういった意味じゃ、日本はガチャが多いから何とも判断に困るところだけどね。……日本でのFallout4関連情報はまだですか?
:……いつになったら出てくるのかねぇ……?