連載:気まぐれゲーム雑記 第923回:チャレンジしやすいフリーゲームについて思うこと

やりたいモノがないならば、探せば良いじゃない

フリーゲームについてのお話

AZです。料理を作りすぎてしまったとき、残しておくのが勿体なくて結局食べてしまいおなかがふくれすぎて動けなくなる症候群を発症しています。

それはさておき、本日は“フリーゲームについて”あれやこれやと私自身の考えが知りたいといったメールをば頂きましたので、本日はそんな感じの記事を書いてみます。なお、私がプレイしたフリーゲームで印象に残っているのは、古くは「elona」「片道勇者」「ヴァーレントゥーガ」、ここ1~2年だと「プラネットハウル」「The Road To DRUAGA」などがあります。

無料はクソ強い事を知っている

さて、フリーゲームのお話ですが、まずはサクッと定義をしておきましょう。この記事でいうフリーゲームとは、無料でプレイできるゲームのすべてを指すことにします。F2Pは違うとしながらも、無料のブラウザゲームは含めて考えるということです。ちなみにブラウザゲームで印象に残っているのは、「クッキークリッカー」と「くまのプーさんのホームランダービー!」です。

とりあえずその条件を踏まえた上での私自身の意見は、フリーゲーム最大の利点というのは「フリーである」という事だと考えています。何を言ってるんだ? と思うでしょうが、この場でいう“フリー”という単語は、無料であり自由の意味も指しているのですよね。

で、「無料」がクソ強いというのはF2Pがすでに証明してるのですが、フリーゲームの場合はすべてが完全に無料です。当然ながら、有料のモノとは見方が異なってきます。有料のモノと同一視する事はできません。

なぜなら、有料の場合商品を買う以上は「等価」である事、もしくはそれ以上を求めます。しかし無料の場合は、金銭的な価値で計ることができなくなるからです。どのゲームも、基本は「何を楽しむモノなのか」という視点で見れば、何となく答えは見えてくるわけですが、フリーゲームと有料の違いで問われるのはクオリティに他なりません。

色んな意味で自由がある

また、フリーゲームには、制作者の自由があります。どういったモノを作るのか、習作であったり、個人的な好みであったり、凄く狭いニーズを狙ったモノだったり、商業ベースでは出てこないような「自由」です。その自由さは、インディーゲームのような尖ったウリのモノが出てくるケースがあるというのが、フリーゲームの面白いところでしょうか。言い方を変えれば、アイディア勝負な部分があるので、ポテンシャルが高いかもしれない、という事になります。

時にして、その自由さは商業ベースのモノにも影響を与えます。例えば、Hotline Miamiが強く影響を受けたとして挙げたのは、日本で作られたフリーゲームの「はかいマン」でした。一度やってみれば、どんな影響を受けたのかがしっかりと見てとれるモノになっています。あのフリーゲームがあったからこそ、Hotline Miamiができたのかと思うと、実に面白いモノがあります。

さっくりまとめ

勘違いしないで欲しいのは、フリーゲームの魅力の一つとして、そういったダイヤの原石を探し出す魅力がある一方で、すべてがすべて魅力溢れるフリーゲームというわけではないということです。むしろ、インディーゲームと似たような傾向と言えるのですが、どう楽しめば良いのか分からないモノがあるのも否定できません。そりゃそうです。無料ですし、時には個人が習作として公開しているだけのモノもあるのですから、そういった部分はやむなしという他ないでしょう。

フリーゲームは、有料にはない魅力がある一方で、自分に合うゲームを探し出す苦労が伴います。ですが、そういったモノが見つけられた際は、自身のゲームプレイの幅が広がる可能性もあるわけで、有料のモノよりもチャレンジしやすいというのは確かでしょう。家庭用ゲーム機でやるモノがなくなった時などは、そういったフリーゲームに手を出してみるのも良いかもしれませんね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第923回:チャレンジしやすいフリーゲームについて思うことに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:「フリーゲームについて」というお題で何か書いてみてという素敵なご依頼があったので、フリーゲームの良いところと悪いところを改めて文章化してみました。

しゃきーんさん:フリーゲームか。たまにチョロッとやる程度かな……。

しょぼーんさん:わたくしの場合、たまたま見つけたモノが自分にとって良い物だったらとことん遊ぶけどね。それはもう、フリーゲームも有料も等しく一緒。ただまぁ、フリーゲームはインディーみたいに尖るモノもあるから、話題になるようなフリーゲームは触ったりする場合が多い様な気はする。……色んなゲームを触っておけば、どういった遊び方をすればいいかという理解も早くなるしネー。

しゃきーんさん:それに、フリーゲームはお手軽にできるしな。

コメント (2)

ヨシヒコ

記事のリクエストをしたものです。書いて頂きありがとうございます!
こういったブログを書いてらっしゃる方の考える「フリーゲーム」ってなんだろう?
と気になっていたのですが、AZさんの考えを知ることが出来て嬉しいです!
片道勇者は私もプレイしました!ああいったアイディアに触れられるのもフリーゲームの魅力ですね。

改めまして、リクエストを聞いて頂きありがとうございました!
これからも楽しく拝見させて頂きますー!

AZ

AZ

こちらこそ、リクエストありがとうございます!
フリーゲームはフリーゲームなりの善し悪しがあり、その部分をどう分かってもらえるかがポイントにも思えます。
フリーゲーム開発からインディーに行く人もいるでしょうし、今後も賑わってもらいたい限りですね。

今後もマイペースに更新していきますので、どうぞよろしくしてあげて下されば幸いです!(`・ω・´)

記事にコメントを書く