連載:気まぐれゲーム雑記 第962回:Steamの2015年ホリデーセールは大成功だったようです

Steam

よく売れるというのは良いことです

セールでどんどん普及させる手法

AZです。外出中、十数年ぶりにリアルで「コケた」のですが、外傷がなかった事よりも「卵」が割れなかった事に安堵してしまいました……。

それはさておき、Steamの2015年ホリデーセールは大成功だった事がほのかに話題となっているようです。

今年はこれまでと少々異なるアプローチの値引きフォーマットを導入したと語るValveは、セール期間中(2015年12月23日から2016年1月5日までの13日間)にフラッシュやデイリーな期間限定商品を設けず、全ての対象タイトルを等しく最低価格で扱ったことが、期間中に数度だけSteamを訪問する層の顧客に役立ったと語り、今年は全ての作品が期間中ずっと最低価格で提示されることを保証したうえで、毎日のセールを顧客により深い作品のバラエティやラインアップを紹介する機会とみなし取り組んだと説明し、以下のようなディテールを伝えています。

  • セールの構成を変え、ユーザーそれぞれにパーソナライズされたおすすめタイトルを毎日3本チェックすることで無料のトレーディングカードが得られるディスカバリーキューを導入した結果、毎日トレーディングカードを得たユーザーは13日間で少なくとも36作品の異なる商品ページを閲覧し、商品ページの累計ビュー数が過去のイベントと比べて3倍増を記録する結果を得た。
  • また、ディカバリーキューはパーソナライズされたおすすめの作品を単に提示するだけではなく、スルーかウィッシュリスト入りでさらにパーソナライズの精度を高める形でウィッシュリスト入りを促しており、結果セール期間中におけるウィッシュリスト入りしたタイトル数が197%増を記録している。
  • セールの値引きに関する戦略とディスカバリーキューの導入は、めざましい売り上げ増に結びついた。過去のセールにおいては、知名度の高い人気タイトルが継続的な販売を実現する傾向にあったが、今回の冬セールは売り上げランキング500本に含まれないタイトルグループの商品ページビューが全商品ページにおけるトラフィック全体の35%を占め、前回の冬セールに対して4倍を超えるビューと45%増の売り上げに帰着している。

[引用元:doope!

良い感じに結果が出たようですね。

Steamの2015年ホリデーセールは、毎日チェックする事でトレーディングカードが得られるディスカバリーキューが実装されていたのが大きな要素でしょうか。トレーディングカードは、要らなければ売ってしまえば良い事ですし、わずかながらの金額でもセールの足しにはなります。

また、ディスカバリーキューを眺めていると、以前のフラッシュセールやデイリーセールには入らないようなタイトル群を目にする事にもなり、自然と気になるモノが増えていきます。その結果として、ウィッシュリストが潤っていくというのも、今回のホリデーセールの特徴の一つとしてあげられるでしょう。一部のタイトルを除けばフラッシュセールやデイリーセールがないので、のんびりと見る事が出来たというのも良かった点としてあげられます。

もちろん、随所で言われているようなお祭り感が損なわれたのも間違いはない事です。ですが、セールの数字として結果が出た以上は、今後もしばらくはその流れになりそうな予感がしないこともありません。

次なるセールは、2016年のSpringセールとなりそうですが、どういった形式で行われることになるかは多くのPCゲーマーが見守るところになります。買う人にとって、喜べるセールになるのを楽しみにしたいですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第962回:Steamの2015年ホリデーセールは大成功だったようですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Steamの2015年ホリデーセールは大成功だったらしいぞーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。そういうことなら、次もあの形のセールなのかねぇ?

しょぼーんさん:とりあえず、しばらくはそんな感じになるのかな? 確かにお祭り感はなくなったモノの、ディスカバリーキューのお陰で探索してる感はあったし。ウィッシュリストも潤ったし。積みゲーも増えたし。……あとは何も考えずにゲームをするだけの時間があると嬉しいよね!

しゃきーんさん:……そりゃ自分で作るしかねーなぁ……。

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