連載:気まぐれゲーム雑記 第860回:任天堂、平成28年3月期 第1四半期決算短信を発表
今後、プラス成長を続けられるか
出だしはまずまず
AZです。夏の洗濯は色々と大変です。
それはそうと、任天堂が平成28年3月期 第1四半期決算短信を発表しました。内訳と業績内容等の説明は次のような感じ。
第1四半期(2015年4月1日~6月30日)
- 売上高:902億2300万円
- 営業利益:11億4900万円
- 経常利益:142億8600万円
- 四半期純利益:82億8400万円
3DSについて
- New3DSおよびNew3DS LLが販売を伸ばした
- ハードウェア全体の販売数量は101万台
- 「ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国」が順調な出足
- 海外で「Puzzle & Dragons + Puzzle & Dragons Super Mario Bros. Edition」が発売
- ソフトウェアの販売本数は792万本
Wii Uについて
- 「Splatoon(スプラトゥーン)」が全世界で162万本のヒット
- ハードウェアの販売台数は47万台
- ソフトウェアの販売本数は455万本
今後の見通し
- 3DSでは、「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー」「ポケモン超不思議のダンジョン」「なげなわアクション!ぐるぐる!ちびロボ!」「ゼルダの伝説 トライフォース3銃士」を発売
- Wii Uでは、「Splatoon(スプラトゥーン)」を年末商戦にむけて拡販させつつ、「ヨッシー ウールワールド」「スーパーマリオメーカー」「スターフォックス ゼロ」「マリオテニス ウルトラスマッシュ」を発売
- amiiboについては、NFCリーダー/ライターを利用したタイトル「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー」で需要拡大を目指す
- スマートデバイス向けゲームアプリを年内に配信予定
[情報元:任天堂]
ざっとこんな感じとなっています。
任天堂は年末に強いタイプの販売スタイルですが、第1期から黒字展開なのは良い結果ではないでしょうか。営業利益は少なめですが、赤字になるよりは遙かに良いです。
今後の展開でポイントになるのは、「Splatoon(スプラトゥーン)」とスマートデバイス向けゲームアプリの2つな気がしないこともありません。スプラトゥーンは思ったよりも話題を維持していますし、アップデートを続けていくスタンスをみせている以上、そろそろ本体同梱版が出てきてもおかしくはないような雰囲気はあります。いやまぁ、ある意味新作なだけに、期待しすぎない慎重な扱いにも見えますが。
また、スマートデバイス向けアプリで、どういった課金形態のモノを出してくるかが一番の注目どころでしょう。年内に1つは出てくるようですし、そこで任天堂がどうやって自社ハードへとプレイヤーを引き込めるかも見どころです。この内容は、国内外から多くの目が注がれる事に違いはありません。
まずは黒字スタートとなった任天堂ですが、今後予定通りに年末商戦へなだれ込めるかは大きなポイントとなります。どこまで伸ばせるのか、楽しみにしておきたいですね。
:任天堂が第1四半期決算短信を発表したよーってなお話です。
:黒字スタートで何より、というべきか?
:そだねぇ。Wii Uが苦戦とか色々伝えられる中で、黒字にもってこれたのは良かったと思うよ。スプラトゥーンも、ハードに貢献できたと明記されてるし。……あとはスマホアプリがどんな出来かが注目なんでしょうなぁ……。
:ほんと、どんなモノがでてくるのかねぇ……。