連載:気まぐれゲーム雑記 第1020回:調査会社曰く「2016年末までにe-Sportsを知る人が全世界で10億人を突破する見通し」だそうです
どれだけの時間がかかるのか
そもそもe-Sportsは日本で流行る?
AZです。見た目は変わらないけど、内部構造がずいぶん変わるという代物を作っていると、報われるのかどうかがわからなくなってくる時があります。
それはさておき、市場調査会社であるNewzooが、2016年末までにe-Sportsを知る人が全世界で10億人を突破する見通しである事を発表しています。
市場リサーチ企業Newzooより、2016年末までに全世界のe-Sportsを認知するユーザー数が10億人を突破するであろうとの見通しが報告されています。北米、欧州、中東、アフリカ、アジアを対象とした16カ国にわたる調査結果によれば、昨年から36%の増加が見込まれているとのことです。
同社が報告するところによると、2016年には「熱狂的なe-Sportsファン」の総数が約1億4,800万人までに上り、「時折観戦する程度のe-Sports視聴者」は1億4,400万人まで増加する見込み。後者の非コンスタントなe-Sports観戦ユーザーは大規模大会イベントに併せて著しく増加する視聴者を指しており、オーディエンスの合計数は2億9,200万人まで増えると考えられています。
[引用元:Game*Spark]
盛り上がっているようで何よりですかね。
海外では市場規模もどんどん大きくなっており、2016年末までには4億6300万ドルに膨らむということで確かな成長が見られる分野というべきところでしょうか。あとは、メーカーがどれだけe-Sportsに適したタイトルを排出できるかもポイントになりそうです。
その一方で、e-Sportsの熱気は海外と日本でそこそこに温度差があるような雰囲気にも感じられてしまい、日本だとEVOのような日本でも広く知られたゲームで日本人プレイヤーが大々的に活躍しているところにスポットが当たるケースは多いなれど、LoLなど日本ではそこまで広く知られていないタイトルにスポットが当たる事はそう多くもありません。まぁ、国ごとに流行っているゲームの違いがある以上、温度差を感じてしまうのは仕方がないところでもあるわけですが……。
今後、日本でのe-Sportsというのは、そのラインナップも含め長い時間をかけて周知していくしかない様にも思えます。また、それに伴い運営側やプレイヤーの社会的な一般常識などゲーム以外の質の向上も求められていく事になるでしょう。それに、ゲーム大会での賞金など法的な整備も必要になりそうな雰囲気がありますし、そういった意味ではまだまだ時間がかかりそうな界隈である事も窺えそうなところでしょうか。
根本的な問題としては、日本で人気を博すようなe-Sports向けのゲームがどれだけ出てくるのかという事にも尽きますが、今後数年単位でのんびり見ていく必要がありそうです。色んなジャンルのタイトルが賑わう事を期待したいモノですね。
:「2016年末までにe-Sportsを知る人が全世界で10億人を突破する見通し」らしいよーってなお話です。
:e-Sportsって実際どうなんだろうなぁ……。
:んー、まぁ日本と海外じゃ温度差があるのは間違いないかな、と。ついでに、日本では話題を引っ張れるタイトルが少ないってのがネックかと。どのスポーツだって、ルール知らないと楽しめないわけだし。だもんで、日本でもe-Sportsとして話題を作れるタイトルが多数必要って事じゃないかな。……ぷよぷよをe-Sportsしようとしたアレは、何ともアレな一件だったよねぇ……。
:……アレはもう、e-Sports以前の問題になった気もすっけどな……。