連載:気まぐれゲーム雑記 第1078回:Steamを使った施設向けの新しいサイトライセンスモデルが発表
色んなモノがSteamを介するご時世?
日本だとちょっと厳しくなりそう
AZです。たびたび申しあげてますが、「本格○○」というジャンルは「何を基準として本格と言っているのか」がよく分からない時があって、何となく自分の感性が時代に取り残されているのではなかろうかとハラハラしてしまいます。
それはさておき、Steamを運営するValveがSteamを使った施設向けの新しいサイトライセンスモデルを発表しました。
Valveは、ゲーム配信サービスSteamを利用したコンテンツを提供する商用・非商用の施設向けに、基本無料の新たなサイトプログラムを発表しています。
VRアミューズメント施設やネットカフェ、ゲームカフェなどが利用例として想定できる、この基本無料の新たなサイトプログラムでは、アーケードやネットカフェ、美術館などのあらゆる“SteamやSteamVR、及びそのコンテンツへのアクセスを提供する商用・非商用の施設”を対象にし、訪れた客が自身のSteamアカウントでゲームを無制限に遊ぶことを許可しています。
客が自身のSteamアカウントを用いることができない環境下においては、同プログラムで提供される一部のゲームで遊ぶことが可能です。それ以外のゲームについては、一部のタイトルは施設用有料ライセンスを購入することにより利用可能となるとのこと。
[引用元:Game*Spark]
こういうのはガツガツ推し進めて欲しいですね。
Steamで紹介されているサイトプログラムはこちら(※英文)となりますが、簡単に言えば公共の場でVRを含めたSteamの利用を可能にするという内容になっています。やはりポイントは、VRというところになりましょうか。
つまり今回のサイトプログラムは、VRを体験した事がない人もネットカフェ等々で利用する機会が増える可能性がある、ということになります。こういったプログラムが普及し、VRをネットカフェ等々で遊ぼうと思う人達が増えてくれば、何かとハードルが高そうなVR体験を手軽に楽しむ事ができるという事になり、それはVRの普及にも繋がっていくのは言うまでもありません。
一方で、日本の場合これらの内容をネットカフェでやる際は、法律など厄介なところにぶつかる予感はさせてくれます。日本ではなかなか流行りづらいe-Sportsも同様なのですが、日本だと法的に難しいケースがちょこちょこ見受けられるようになっていますし、時代に合わせて色々と考えていかないといけないところはある様にも思えます。
VRでのゲーム体験は、既存のゲームになかった体験が得やすい事も間違いないと思いますが、価格的な価値や得られるゲーム体験など、体感しないとわからない事が多いため、何はなくとも体験してもらわないと始まらないタイプのモノだとも思っております。日本ではどのように普及していくのかはわかりませんが、その情勢や話題となるタイトルなどを暖かく見守っておきたい限りですね。
:Steamを使った施設向けの新しいサイトライセンスモデルが発表したよーってなお話です。
:ようするに、SteamVRも含めたSteam関連の施設利用に関するお話ってことな?
:まぁ、海外だとVRの普及がネットカフェ等々を通じながら加速するかも? という事っすな。VRってのは色々と可能性がある分野だろうし、どのメーカーも頑張って話題になる何かを作り上げて欲しいとは思うよ。……VR市場ってどんな感じになっているのかねぇ……。
:ゲームで話題になっているうちは良いが、しっかりと定着するような市場になるのかどうかが注目だな。