連載:気まぐれゲーム雑記 第919回:SNKプレイモア、パチスロ事業から完全撤退とゲーム事業の体制強化を発表
大手に買われて資金も豊富?
事業強化をすることで何が出てくるのかが楽しみでもある
AZです。えーっとですね。何度でも、何十回でも書いてやりますけど、当ブログは「企業」じゃなくて「ただのいち個人」がやっているわけでして。んなもん、少しくらい読めば誰がどう見てもわかるでしょ? と思うのですけれども、わたくしとしては企業様からも個人様からもどなた様からも依頼が来たらとてつもなく誠心誠意込めまくって丁寧に対応しようと、フリーランスで培った腰の低さを見せつけてやろうと考えているわけですが、メール内容がどうみても企業に宛てた定型文だったりすると1200%スルーするので、せめて「どんなことやってるのかくらいブログ内容読んでから、定型文以外のてめーがきちんとタイプした文章で、ついでに何が言いたいのか意味がわかるようにメールを送って来い」と思うのですがいかがでしょうか? ……あ、こんなネタ書いて欲しい、というメールはどなた様でもいつでもウェルカムです。
それはさておき、SNKプレイモアがパチスロ事業から完全撤退とゲーム事業の体制強化を発表しています。
当社は、設立以来、ゲーム開発とパチスロ開発を中心に事業を展開しておりましたが、近年の市場環境の変化に対応すべく、新たな成長戦略について検討を重ねた結果、パチスロ事業から撤退し、ゲーム事業とライセンス事業に経営資源を集中させることで組織体制の強化を図ることと致しました。
[引用元:SNKプレイモア]
パチスロ業界はどれだけ斜陽なのでしょうね?
公式発表によれば、まず第1はパチスロ事業の撤退が挙げられています。理由としては、遊戯人口の減少に加え遊技機の規制変更により、今後のパチスロ市場の先行きが不透明になった、との事です。ピーク時に比べればすでに斜陽産業である事は伝えられていますし、SNKプレイモアとしてはやっていけないという判断をした事になります。
で、ゲーム事業については、スマートフォンとコンシューマーの開発体制を強化することを挙げています。スマートフォンに関しては、SNKプレイモアを買収した中国企業LEDOと技術提携を推進させ新たなヒットを目指すとした一方、コンシューマーは、PS4向け「THE KING OF FIGHTERS XIV」を2016年の発売に向け開発中とのこと。更に、新作タイトルを継続的に開発していくため、開発者の増員をおこなうとも記してあります。かなり強気に攻勢を仕掛ける……ような雰囲気だけは漂っているというところでしょうか。
こういった背景には、やはり中国企業による買収が大きく影響しているモノと考えられます。日本ではかつてあったような存在感はなくなってしまったKOFシリーズですが、中国では以前として高い人気を誇っているコンテンツです。中国市場での商売も楽になったことでしょうし、今後日本で存在感を大きくできるかどうかは見どころかもしれません。
当面はKOFとメタルスラッグ頼みになりそうですが、新作タイトルを継続的に作っていくということで、どれだけ本腰入れて作るのかが注目どころとなります。かつてのSNKからは大きく変貌したところはありますが、今後どうなるのか、楽しみに見守りたいですね。
:SNKプレイモアが、パチスロ事業から完全撤退とゲーム事業の体制強化を発表したよーってなお話です。
:ふむ。パチスロから完全撤退か。
:まぁ、それだけ斜陽産業になりつつあるってのと、やっぱり買収されたのが大きいのかな、と。会社のリソースは限られているから、中国市場で強いKOFブランドのなにがしを作っている方が利益も大きいって踏んだのかもしんない。……ほんと、大きく変わる企業だよねぇ……。
:なんつーか、気づいたらそんな風になってた、って感じがするよなぁ……。