連載:気まぐれゲーム雑記 第859回:テレビゲーム市場は2007年から半減しているそうです

どの市場で勝負するのか

日本と海外では事情が大きく異なっている

AZです。ドラクエ11とか最新作が発表されたというに、当ブログでは「ラングリッサー リインカーネーション −転生−」のレビューが話題を席巻しているようで、色んな意味で何よりだと思ってしまいました。

それはそうと、テレビゲーム市場は2007年から半減していると、まんたんウェブが伝えています。

2014年に国内で販売されたゲーム機とソフトの市場規模は、前年から8.9%減の約3733億円で7年連続で減少していることが27日、ゲーム業界団体のコンピュータエンターテインメント協会(CESA、岡村秀樹会長)が発行する報告書「2015 CESAゲーム白書」で明らかになった。任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS Lite」が大ヒットした2007年の約7113億円から半減しており、テレビゲーム市場の縮小が続いている。

CESAは毎年、日本のゲーム会社の市場規模を算出している。ゲーム機の市場規模は前年比11.7%減の約1377億円で2年連続減、ソフトは同7.1%減の約2356億円で4年連続減だった。また大ヒットの指標となるミリオン(100万本)を売り上げたゲームは、「妖怪ウォッチ2元祖/本家」や「モンスターハンター4G」(いずれも3DS)などで、前年と同数の6タイトルだった。

一方、ソーシャルゲームの市場規模は、7年連続の増加で、4億円だった2007年から約1400倍の5622億円に拡大した。

[引用元:4Gamer.net

そりゃまぁ、そういう傾向が続きますよね。

家庭用ゲーム機好きな人だと分かる話ですが、確実に数年前から発売されるタイトル数が減っているのは目に見えて分かる事ではないでしょうか。売れないからタイトル数が減るのか、タイトル数が減るから売れないのかは何とも言いがたいですが、どういった層がゲームをしなくなっているのかなど色んな要素が絡んでくる話に違いはありません。

すでに、スマホゲーム市場と家庭用ゲーム機市場の市場規模は逆転している事が伝えられていますが、どちらも色んな厳しい環境にある事も間違いではありません。スマホゲーム市場は、すでにレッドオーシャン化しており、ただ参入するだけでは到底生き残れない市場へと変貌しましたし、家庭用ゲーム機市場は駄作を出す余裕はないメーカーが大半となっています。……ああ、そんな中出てきた「ラングリッサー リインカーネーション −転生−」はある意味においては奇跡の一作だと言わざるを得ないわけですが……。

もっとも、これはあくまでも日本の話であり、海外では家庭用機というかPS4が大きな躍進を遂げています。となると、グローバルな視点でビジネスをしている企業なら、まだまだ家庭用機向けに考えるメーカーも多いのでしょう。他にも、日本においてはPCゲーム市場もSteamを中心にほんわかと賑わっている気がしないこともないレベルですし、7年前に比べたら「根本的に市場そのモノが大きく変化した」という認識の方が良いような気がしてなりません。

日本では、今後の家庭用ゲーム機市場がどうなっていくかも注目されてはいますが、ドラクエやFFといった定番タイトルも発表されていますし、どういった盛り上がりが作れるかはメーカー次第にもなっているとも言えます。より一層、ゲームが盛り上がる事を願いたいモノですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第859回:テレビゲーム市場は2007年から半減しているそうですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:テレビゲーム市場は2007年から半減しているよーってなお話です。

しゃきーんさん:ずいぶんと減ったなぁ。

しょぼーんさん:ま、それだけマルチデバイスの時代になったと思うよ。PCでゲームをする人も増えたし、家庭用機に縛られなくなったという意味では、「ゲーム市場」なるモノがどこまで広がっているのかを見てみた方が良い気もする。……日本のPCゲーム市場も盛り上がって欲しいっすなぁ……。

しゃきーんさん:日本だと、そっち関連の情報って入手しづらいとは思えるがな。

記事にコメントを書く