連載:気まぐれゲーム雑記 第835回:北米では家庭用機向けタイトルでデジタル販売のみのモノが66%になっているそうです

デジタル対応が求められるのです。

パッケージだけじゃ厳しいのが現実

AZです。DLするのに時間がかかるのは、本当に地獄だと思います。

それはさておき、北米の調査会社EEDARによると家庭用機向けタイトルでデジタル販売のみのモノが66%になっているという調査結果が出たそうです。

PCやモバイルを除く家庭用据え置きゲーム機と携帯ゲーム機を対象としたEEDARの調査によると、Microsoft、ソニー、任天堂のハードウェアで発売されたパッケージ・タイトルの総数は、2008年の383タイトルから2014年の145タイトルへと、6年間で半分以下に減少。対照的に、デジタル・タイトルの総数は大幅に増加しており、2008年には102タイトルがデジタル・ストアで販売されたが、2014年には279タイトルと倍以上の伸びを見せている。

~中略~

同様の傾向はパブリッシャーにも見られ、2011年には82社がパッケージ・タイトルを販売していたが、2014年には46社へと減少。一方のデジタル・タイトルは、2014年の段階で146社がデジタルでのみゲームを販売しており、史上最多となっている。EEDARは、現行コンソールにおける成長著しいデジタル・エコシステムと、より充実したデジタル・ストア体験がその要因であると結論付けている。

[引用元:Choke Pointさん

まぁ、当然の流れですかね。

パッケージの方が安心できるというのは、日本の家庭用機向けによく聞かれる話題とも言えますが、メーカー側としてはDL版の方が流通を使わなくてよくなるし、なによりDL版なら中古品が出回る事もありません。利益にしやすいという面では、DL版の方がメーカーにとっては都合が良いでしょう。

プレイヤー側としても、ディスクレスを一度体験すれば、その便利さがよく分かるのではないでしょうか。特に、PCでも遊んでいる人ならSteamはまさにソレですし、より早く入手できるというメリットもあります。まぁ、容量的な問題や、DL速度など不満なところは多々ありますが、そこらへんは時代が解決していくでしょうし……。

日本市場を全体的に見ると、メディアの発表ではここ数ヶ月は何とも厳しそうなセールスになっています。その一方で、DL専用タイトルもジワジワと増えており、その在り方が変化してきたとも言えるのではないでしょうか。ついでに、そこへPS Plusのような定額課金で遊ばせるような仕組みも混ぜ込めば、「ゲームをDLする事が普通」になっていく予感はさせてくれます。

当然ながら、パッケージがなくなるという事はありません。ですが、今後は一層DL専用タイトルが増えていく事も十分に考えられます。DLタイトルは、価格ながらに秀作も多いですし、賑わっていって欲しい限りですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第835回:北米では家庭用機向けタイトルでデジタル販売のみのモノが66%になっているそうですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:北米だと家庭用機でもデジタル販売が加速してるよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。まぁ、そうなるわなぁ……。

しょぼーんさん:日本だと、まだまだデジタル販売へ移行してる感はないけど、今後はジワジワと加速していくんじゃない? それだけ、デジタル販売は価値があるのだろうし。……なんだかんだと、ディスク入れ替えるのって手間だよねぇ……。

しゃきーんさん:まぁ凄くよく分かるが、そのくらいは頑張れ?

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