連載:気まぐれゲーム雑記 第193回:EAが2年連続でアメリカ最悪企業の称号を手にしたらしい、と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第193回:EAが2年連続でアメリカ最悪企業の称号を手にしたらしい、と言う話題

まぁ、企業戦略上仕方がないわけで……。

日本でもやってもらいたい気がしないこともない

どの企業の印象が悪いか、なんて投票をしたら日本では凄い事になります。
特にエンターテインメントという娯楽関係においては、それはもう面白いくらいに荒れるでしょう。ゲームはいわずもがな、開発会社やメーカーに「期待していたのにクソゲーだった」といった類の批難が殺到したり、映画に関しては「吹き替えをどうしてあいつにした」といった話題が出るような事は想像に容易く、ファンやいわゆるアンチな方々の対立構図が実にカオスな形相を描きます。……うん、なんとなく見てみたい気はしますが、まともな集計が取れるわけがないとも思うわけです。

そんな企業に対するネガティブな印象ですが、アメリカでは「Worst Company in America 2013」が実施されました。そして、それにEAが2年連続で選ばれたと言うのだから、実に興味深い。詳しくはこちら
さっくりまとめると以下の通り。

  • EAが2年連続で「Worst Company in America 2013」を受賞した
  • 理由は、「マスエフェクト3」や「Dead Space 3」「Dragon Age 2」のような出来が十分ではないゲームを発売したり、シングルプレイであってもシムシティで常時オンライン接続を要求したため
  • ユーザーサポートに関しても歴史的に低い評価である
  • EAのCOOを務めるピーター・ムーア氏は、一部の指摘は事実であると言うほかない、と自身のブログで反省の弁を述べた
  • また、デジタル流通の「Origin」を推進することや、アイテム課金などの新しいビジネスモデルを取り入れる事に対する批判には反論しているが、一時はプレイ不能な状態にあった「シムシティ」などには素直に反省し改善に取り組んでいるとコメントしている

大手企業のTOPは、常に賞賛と批判に晒されます。それはそれで仕方がない事ではありますが、今日はそんな批判が集まりやすい企業はユーザーの反感を買いやすいという話題を書いて見ようかと思う次第です。

日本でもよくあること

どの企業にも総じて言える事ですが、ユーザー……というか顧客に対して反感を買うような事をすれば、批判はあっという間に集める事ができます。特にインターネットが普及し、情報伝達手段が豊富且つ迅速になった分、情報の質も昔に比べて変化しています。話題性を呼ぶ事が必要であろう芸能界では良く見られる手法ですが、ことゲーム業界においては余り取らない方が良い手段でしょう。まぁ昨今においては、芸能界でも余り取るべき手段でもないとは思いますが。

人には、それら企業に対するイメージというのがあります。例えば、リメイクばかり出している企業とか、ファンを大切にする企業とか、開発力がないのに何故かソフトを開発している企業とか。うそかほんとかはわかりませんが、そういった人の印象によって企業のイメージが作られていきます。

昔はそれでもさほど問題がありませんでした。それ相応に支えてくれるファンの方が多かった事もあるでしょうし、個人的にはネガティブに思う人達の意見が集約されることがなかったためだとも思っています。ですが、インターネットやSNSの普及で情報共有する事が簡単になりました。人は、自分の意見と同じ人に共感を覚えます。また、困った事に人の意見に感化されやすい人がいる、というのもあります。それらが膨らみ、ネガティブな印象というものは作られていくようになるわけです。情報の真偽はきちんと見定める必要があるのが今の情報社会ですので、注意が必要には思うところです。

そして、一度ついたイメージというのは中々拭うことはできません。それが、批判的なものだと余計にです。何故かと言えば、批判的な意見には信用が含まれている事が多いからでしょう。昔から、「信用を得るのは難しいが失うのは一瞬」とも言いますし。
一度批判的なイメージを持たれてしまうと中々回復し辛い現状があります。当然、良いイメージの企業もありますし、そこらへんは個人差があると言えます。皆様も、各ゲームメーカーに色々と思うところがあるのではないでしょうか?

メーカーに対する印象が良いに越した事はない、なんて言うのは当たり前です。ですが、その当たり前を実行するのが中々難しいのです。なぜなら、企業は儲けを出さないといけませんので……。顧客の描く企業像と企業の思惑が違ったモノだったりすると、反感を呼びやすくなってしまうわけです。
どの企業が良いとか悪いとかは個々で違うモノでしょうが、どのメーカー様も良い印象を持たれるような企業を目指した方が色々と得だとは思うのですけどね。……世の中、中々そう簡単にいかないのが現実のようです。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:EAがアメリカ最悪企業ってな称号をもらったらしいので、そういう反感を呼んじゃうっていうのはどういうことかな? ってな話題をしてみました。

しゃきーんさん:なんとなく、貴様が例に出した企業が目に見えるわけだが……。

しょぼーんさん:まぁほら、そこは妄想でお願いしたいわけですよ。でもね、ちゃんとプレイしたゲームがあるなら、それは企業に対してきちんと意見を述べた方が良いとは思う次第。だって、そうしないと改善されないわけだから。……中傷ではなく、批判であるべきだとは思うけどね。

しゃきーんさん:企業も色んな思惑があるだろうけど、ユーザーから嫌われていたらそのうちやりたいことがやれなくなっちまうだろうしな……。騒がれているうちが華ってやつなんだろうよ。

連載:気まぐれゲーム雑記 第193回:EAが2年連続でアメリカ最悪企業の称号を手にしたらしい、と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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