連載:気まぐれゲーム雑記 第109回:2013年の鍵はマルチと独占というキーワード? と言う話題

気まぐれゲーム雑記
第109回「2013年の鍵はマルチと独占というキーワード? と言う話題」

それぞれが特徴をみせるための独占が必要になりそうです。

ちょっとしたタブレット戦争

昨年は、タブレット端末が多く出ました。
お馴染みアップル陣営のiPad mini、GoogleのNEXUS、そしてアマゾンのKindle。これらの登場は、価格帯も相まってよりタブレット端末を身近にするモノとなっています。またそれぞれに特徴があって、選ぶ際には「用途は何なのか」というのが最重要視される事でしょう。……いやまぁこんな書き出しをすると、ガジェット的な何かのご紹介になってしまうではないか! とも思うのですが、一応ゲームの話につながっていく事になるので、ちょこっとだけ管理人の戯言に付き合って頂ければそれ幸い。

お馴染みアップル陣営のiPad miniは、「古株なだけにアプリケーションが充実している」と言うのが特徴です。……まぁ、価格帯の都合やら性能やらを考えると、もうちょっと頑張ってiPadを買っちまった方が良いかも? と思うところですが。また、GoogleのNEXUSは、よりPC(Windows系)に近いものがある事からかなり勢いを増しています。で、最後のKindleは、初めてのタブレット端末としても価格を考えればお手頃かもしれないし、アマゾンを多用する人や電子書籍に興味がある人は良い代物でしょう。
これらに共通していえるのは、より「多目的機能を持っていながら特徴もある」という事です。求めるモノはそこであって、先ほど選ぶ際に重要なのは「用途である」と書きましたが、それぞれ似てはいるけど、特徴があるのです。

というわけで、今日はそんなタブレット端末とゲーム機の違いを見てみると……? 的なアプローチをしてみようかと思う次第です。あ、スマホは今回の話に「含めていない」というのも明言しておきますね。

ゲームメーカーとハードメーカーの思惑

恐らく、今年はiOSやAndroidのゲームが本格化していくのでは? と考えています。というのも、いつまでもカードゲームが云々とかいっているのも進化がない話ですし、それよりも昨年アンリアルエンジンを開発したティムスウィーニー氏が述べていたように、「iOSやAndroidのタブレット端末の性能は携帯ゲーム機を超える」と言うのを、先の登場してきたタブレット端末で実感できてくるからです。

価格帯の問題もあります。例えばアマゾンのKindleは安いモデルで15800円で7インチですが、3DSLLは18900円で4.88インチ、Vitaは25000円で5インチと少々溝を分けられた印象も受けます。となると、主要目的が「ゲームも含めた多目的端末」の場合、タブレットを選ぶ人の方が多くなってしまうのも仕方がありません。そして、それこそゲームメーカーがiOSやAndroidに力を入れざるを得なくなっている現状の一つでもあり、新たな市場を開拓できるという思惑も働いているかとは思います。ゲームとタブレット端末は調和性が高いですし、携帯できることから携帯ゲーム機と比較されてしまうのは仕方がない事だと言えます。

タブレット端末と携帯ゲーム機のはっきりと分かる違いと言えば、やはりコントローラがあるかないかが目に見えてわかりやすい部分です。そしてそれは、「3DSじゃないとできないゲーム」と「Vitaじゃないとできないゲーム」という「独占的なゲームがある」ことを示しています。それこそが、ハードメーカーの思惑でもあり、ユーザーに最大限訴えたいところでしょう。

今年は色々なモノが勝負な年

以上のような事を考えると、iOSやAndroidのゲームが本格化していこうとしている年の中で……。
任天堂がWii Uをどれほど普及させて、どういったタイトルを出し、どこまでやっていけるかを試される年でもあり……。
3DSが国内では成功しているけど、国外はどうするか対応を迫られる年でもあり……。
ソニーが噂の次世代機をどのタイミングで発表してくるのか、をソニーグループ全体の経営状況でハラハラドキドキしながら見守るほかない年でもあり……。
Vitaが国内外の市場を鑑みて、PS3とのマルチタイトルやDLコンテンツをどのように充実させていくのか、期待を寄せる年でもあり……。
マイクロソフトが噂通り次世代機をE3で発表するかどうか期待しつつも、値段がどうなるか次第で情勢がどうなるのか……以前に、日本市場をどうするつもりなのかに思い巡らせる年でもあるのです。
つまり、ゲーム業界が取り巻く環境で色んな企業が勝負を仕掛ける年、になるわけですね。

現時点で、国内で普及したと言える3DS以外は、もの凄く魅力的な独占的タイトルである「キラータイトル」がない状態です。どれが成功して、どれが失敗するかという結果は、まだまだ先の事になるでしょう。
ですが、今年はより多くの事が変動する……かもしれない年になります。一体どこがどうなるのかはまだまだわかりませんが、どこの市場にも一長一短なモノになっていけば、それぞれを選べる要素となるので、すべてがマルチ化ではなくある程度独占というものが目立つようなモノになっていって欲しいモノですね! ……ついでに、日本市場でもPCゲームがもっと流行ればいいんじゃないかなーとか、個人的妄想もどうにかならないものかと思えてならない次第です……。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:去年はWii Uの発売とかくらいしか目立った動きがなかったけど、今年は色々と色々なモノが色々に勝負するんじゃね? っていう話題です。

しゃきーんさん:色々を使いすぎて色々わからんのだが?

しょぼーんさん:……まぁ、ようするに色々ありそうだよ? ってことさね。各企業はそれぞれの情勢を読み解くだろうし、ユーザーは釣られるも否も情報次第で判断するだろうし。……はてさて、どうなるかねぇ?

しゃきーんさん:はっきりとわかるのは、どの企業も無理をせず頑張って盛り上げていって欲しいってことだろうよ。どの企業も、いつ動き出す事になるのか……。長い1年が始まるな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第109回:2013年の鍵はマルチと独占というキーワード? と言う話題に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

名無しのゲーマーさん

ソーシャルへの流れは今年も強くなりそうですね
自分もゲーム機で遊ぶのが良いと言いながらも
去年はパズドラなどいくつかソーシャルゲーを遊んで
実際面白かったゲームもいくつかありました
それと個人的に気になっているのはVITA、WiiUと新しく出たゲーム機が2つ続けてロンチが不振気味だったことです
今年発表と噂されてるPS3と360の後継機も不振になってしまうと
コンシューマに吹く風もより一層厳しくなるんじゃないかと危惧しています

AZ@管理人

ソーシャルの抱えた問題は一個ずつのゲームの品質ではなく、ソーシャルゲーム全体のゲームの品質が極端に低いことだと思います。
昨年はパズドラのようなオリジナルものを作って高い評価を得ながらも、多くは企業モラルを問われるようなパクリ作品が出て、中々にホットな話題をさらっていきました。
ですが、そういった変なバブルは続かず、質を向上する方にシフトするんじゃないかなーと思っています。
VitaとWii Uは今年が勝負だと両方とも位置付けているでしょうし、PS3や360の次世代機は「ロンチタイトルがどんなものであれ」価格次第の勝負になるのでは? と考えちゃっていたりします。
まさに、ゲーム業界再編という要素をはらんだ年になりそうですね。
……極力コンシューマーにユーザーが傾くような何かを見せて欲しいところです。

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