連載:気まぐれゲーム雑記 第907回:MGS5:TPPの初日売り上げが200億円以上という市場調査結果
金絡みの話は冷静に見る事をオススメします。
企業として、何を望むのか
AZです。PC版Fallout4を買う未来しか、選択肢がありませんでした。
それはさておき、海外ではMGS5:TPPの初日売り上げが200億円以上という市場調査結果が出たと話題になっているようです。
海外メディアであるVentuerBeatが伝えたところによれば、フォトショップ等々でお馴染みのAdobe社のリサーチ部門Adobe Digital Indexが調べた調査結果として、MGS5:TPPの売上が初日で1億7900万ドルだったとの事です。それは、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の8400万ドルの約2倍を記録しているということで、やはりトリプルA級の火力は大きい事がハッキリと見えた様な印象は受けます。
それに以前、日経新聞はMGS5:TPPの開発費が100億円を超えているという事を報じましたが、その開発費を初日で回収できたというのは素晴らしい事に間違いないでしょう。開発費の2倍以上の結果が出たのは、わかりやすいですし喜ばしい話です。
一方で、今後コナミがどう受け止めるか、という問題もあります。すでに、コナミは家庭用機もやりながらスマートデバイス方面に力をいれていくスタンスを見せていますが、大ヒットすれば長期的に、しかも安定して稼げるスマートデバイス市場(ただし、今は昔よりもヒットが難しい)と、計画通りに進みづらい長丁場の開発で開発期間が伸びたり、それで開発費も増えてしまったりする日本市場での家庭用機向けトリプルA級となると、会社としてどちらを優先すべきかは難しい判断が迫られるのは言うまでもないでしょう。……まぁ、だからといって、事を急ぎすぎて荒れた、というような印象は否めませんけど。
ともあれ、MGS5:TPPの初日売り上げが200億円以上だったというのは、初日の勢いが強いタイプのゲームとしてはすこぶる好調だったことは間違いないわけで、今後もそれらに続くタイトルが次々に出てくるのかどうかも注目されます。今後、日本の据え置き機市場がどのように活気付いていくのかも含め、感情的になりすぎないよう各メーカーの動向を見守りたいモノですね。
:MGS5:TPPの初日売り上げが200億円以上という市場調査結果が出たよーってなお話です。
:ふむ。GTA5やDestinyに比べたらまだまだって感じもするが、良い結果だったとも言えるよな。
:据え置き機市場が右肩下がりと言われる中で、トリプルA級として頑張った結果なのでしょうな。ただまぁ、会社としてどうしたいのか、という政治的な問題もあるから、そればっかりはどうしょもないところは否定できないかと。……さて、コナミは今後どうなっていきますのやら……。
:色々と噂されてるが、小島氏の動向も含め見守っておきたいところだなぁ……。