連載:気まぐれゲーム雑記 第840回:メトロイドプライムの新作が炎上案件になっているそうです

買わなければいいじゃない?

プレイヤーの求める声がどうあるべきか

AZです。四の五の言わず、ゲームやろうぜ! と叫びたくなる時があります。

それはさておき、E3で発表された任天堂のメトロイドプライムの新作が炎上案件になっていると少し話題になっております。

任天堂が発表した「メトロイド」シリーズ最新作の予告動画に4万件以上の低評価がつく異例の事態になっている。ニンテンドー3DSに合わせたゲーム内容に従来のコアなファンが失望しているようで、「任天堂に開発を中止してもらおう」と呼び掛けるネット署名には世界から2日で約1万2000人が集まっている。

~中略~

 メトロイドは第1作が1986年にファミコンディスクシステム向けに発売されたアクションゲームの人気シリーズ。ダークな雰囲気もあり、コアゲーマーから愛されてきた

一方、最新作はデフォルメ気味のロボットがプレーヤーキャラクターとなり、サッカー的なゲームも楽しめるなど、従来のシリーズとは違った印象。こうした内容は日本のユーザーには比較的なじみやすいものだが、本格的な新作を待っていた世界のコアゲーマーにとっては失望感が大きかったようだ。

~中略~

署名サイト「Change.org」で始まった、同タイトルの開発中止を求める署名運動は、米カリフォルニア在住者が発起人になっている。据え置き機のWii Uで高い技術による新作が出ると期待していたのに、登場したのはメトロイドの要素が全くない作品だった──として「愛するメトロイドシリーズの名をこの作品に冠するという暴虐をやめさせ、任天堂に開発を中止してもらえるよう、力を貸してほしい」と呼び掛けている。

[引用元:ITmedia

なんでしょうね? この光景は。

まずは、実際どういったゲームなのかを動画で見てみますと、次の様な感じ。

動画の低評価っぷりが眩しいですネェ……。

このゲームがメトロイドかと言われたら、それはもう毛の色が違うとしか答えようがないのは確かです。雰囲気も全然違いますし、かなりカジュアルなモノに仕上がっています。旧来のファンにとっては受け入れがたいモノであるというのもわからないではありません。ですが、それで「開発中止を求める」というのは少々建設的な感じがしないと思うところもあります。

いや、確かに数年ぶりに出す新作が想定してなかったモノへと変貌していたら、それはそれで怒りの感情が湧くのも仕方がないところでしょう。本作については、そういった背景があるのもよく分かります。が、それなら「開発中止」を求めるよりも、「新作開発の要望」を求めた方が建設的な話にはなりやすい。中止が署名運動でどうにかなるなら、開発要望が署名運動でどうにかなっても良いと思うわけです。

そもそも、買わないという行動こそが、開発側の提案に対して最大のNOを突き付ける事になるのは間違いありません。たったそれだけのことなのですが、気に入らなければ署名運動で潰すという流れは、到底好感できるモノではないでしょう。まぁ、「コレが売れなかったから新作は作らない」という流れになったら嫌だというのもわからんではありませんけど。

今は、ネットで色んな意見が迅速に集まる時代へと変わっていますが、著名運動でどうにかするというのは、「自分が気に入らなかったから開発自体を潰す」と言っている事にも通じます。「Metroid Prime: Federation Force」は、カジュアル層にアピールしてみよう的タイトルにも思えてなりませんが、成功するのかどうかも含め、今後もウォッチし続けておきたいですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第840回:メトロイドプライムの新作が炎上案件になっているそうですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:メトロイドプライムの新作が炎上案件になっているよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。なんかこう、中止ってのは違うよなぁ。

しょぼーんさん:任天堂が新しい提案をした事に対し、YesかNoかで答えれば良いのに、提案自体をぶっ潰す! という事だからね。求める内容が違い過ぎて怒るのはわかるけど、それならNoって言いまくった方が健全じゃない? ……プレイするかどうかはさておいて、色んな提案があるってのは良い事だと思うけど。

しゃきーんさん:ビジネスでやっている以上は、色んな思惑もあるだろうしな。

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