連載:気まぐれゲーム雑記 第541回:各ハードメーカーが「ゲームがある」事をアピールしまくったE3 2014カンファレンスを振り返る

気まぐれゲーム雑記
第540回:各ハードメーカーが「ゲームがある」事をアピールしまくったE3 2014カンファレンスを振り返る

ゲームはたくさん出るのです……いつかはわからないけど。

とりあえず大まかなカンファレンスは終わったようです

AZです。E3の修羅場を乗り切った自分を褒めてあげたいです。

さて、各ハードメーカーのE3での発表に対するあれやこれやはすでに記事にしました。

大体そんな感じなのですが、3社を見渡して思うところが多々ありましたので、ざっと振り返っておこうかと思う次第です。

据え置き機タイトルがより鮮明に

1番の注目は、去年と180度方向を変えたマイクロソフトだったと言えます。あの方向転換っぷりはすさまじいもので、TOPが変わるとこうも違うものなのかを感心さえしてしまいました。90分のすべてをつぎ込んだのはフィル・スペンサー氏あってのことでしょうし、ゲームというビジネスが「プレイする人がいてこそ成立する」というのを示した結果にも思えます。また、タイトル群も中々注目どころを集めてきたのも良かったです。とはいっても、Kinectの存在が今後どう扱われていくことになるのかは何とも難しい課題とも言えますが。

ソニーについては、昨年同様のスタイルでしたがやはりビジネスショーという事もあって、少々長くテンポが良いとは言いがたいモノでした。ラインナップは「アンチャーテッド4」や「リトルビッグプラネット3」など注目どころも持ってきましたが、時折ゲーム以外の事も話題にしていたあたりを考えると、去年と同じようにやっただけなのか、それとも次のステップへ進んだアピールをしたのかは何となく気になるポイントでもあります。

任天堂はいつも通りの任天堂で、我が道を突き進んでいました。私としてはイカTPSこと「スプラトゥーン」が一番気になったタイトルですが、Wii U GamePadでジャイロ機能を使いながら対戦をする仕様だったりすると、戦々恐々したモノを覚えたりもします。あのノリは嫌いじゃないのでぜひコントローラでも問題無くプレイできるくらいにはして欲しいものですが、はてさてWii U GamePadの存在意義や如何に? というところへのアプローチを全力でやっている任天堂にとって、マイクロソフトのKinectとは真逆の路線を突っ走る様はプレイヤーな方々に価値観を提供できるのか否かが勝負の分かれ目にもなります。そういった意味では、コントローラが多数ある事の弊害が生まれている感じがしないこともありません。ついでに、E3はアメリカのイベントですが、日本人にウケが良い感じだったというのは色んな意味で流石にも思えました。

3社を見ていると、マイクロソフトはともかくとしてVitaや3DSといった携帯機のラインナップはほとんど出てきませんでした。そして何より、「ゲームがたくさんある」という事をアピールしていた様に思えます。また据え置き機の最新ハードが海外では確かに勢いがある事も感じられ、それとは裏腹に日本ではまだ最新ハード向けタイトルの話題が乏しい事を踏まえると、今回のE3は中々難しい立ち位置にいる事が再確認できた気がしないこともありません。4GamerによるSSCE WWS吉田修平氏へのインタビューではTGSでサードパーティタイトルの進捗が出てくる趣旨の発言なども出ましたし、他にはXbox Oneでも日本向けである「SCALEBOUND」といったタイトルは出てきましたが、やはりその内容がわからない事には判断し難いですし日本の場合当分は待つスタンスになりそうです。

何だかんだ言いながらも、最終的に日本でも据え置き機へ集まるのかどうかが一番の注目どころであり、注目を集めるであろう話題作の先陣は何になるのかがポイントにもなっていきます。E3が終わってもGamescomやTGSが控えていますし、日本からもアピール出来るようなタイトルが出てくる事を大手メーカーには期待しておきたいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:E3 2014の各ハードメーカーに対する印象のまとめをしてみました。

しゃきーんさん:まぁ、ゲームがたくさん出てきたって感じはあるな。

しょぼーんさん:マイクロソフトもソニーも任天堂も、どこも頑張ったし良い感じだったとは思う。去年のマイクロソフトは散々だったけど、本当に上手く持ち直したって印象もあるし。んで、そんな雰囲気とは違う日本の立ち位置も今後どうなるのかなー? とも思うわけです。……ま、なるようにしかなりませんけどネー!

しゃきーんさん:日本の大手メーカーがどういったモノを出してくるのか、今後の動向には注目しておきたいものだな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第541回:各ハードメーカーが「ゲームがある」事をアピールしまくったE3 2014カンファレンスを振り返るに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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