連載:気まぐれゲーム雑記 第263回:WoWがやってきたことはMMOジャンルを殺す事だった? と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第263回:WoWがやってきたことはMMOジャンルを殺す事だった? と言う話題
戦略的にジャンル退治ができる力があった、というのは凄い話なわけで。
今日も今日とてMMOの話
先日、新生FF14のソロプレイ最終回をかいたところ、地味に多くの人が見て下さったようです。
見ている皆様がどのようなプレイをなさるかはわかりませんが、ソロプレイヤーにはアレな感じというのが多少でも伝わればソレ幸いです。……素材は悪くないと思うのですけど、ソロプレイヤーには手厳しいモノでした。
そんな新生FF14……ではなくMMOですが、「World of Warcraft」ことWoWの開発に関わったマーク・カーン氏がWoWの人気絶頂時を振り返り「我々が何をしてきたかと考えると、MMOジャンルを殺すことだった」と発言していることが話題になっているようです。詳しくはこちら。
ポイントをまとめると次の通り。
- WoWは我々が何をしてきたかと考えると、それはMMOジャンルを殺すことだった
- 事業の拡大と共に、これまでゲームに親しんでこなかった新たな参入者を「ゲーマー」としてではなく、「ゲスト」として迎え入れゲームを進めさせる事を優先し難易度を下げた結果、「WoWをベースにしたゲームは意味のない作業を行うつまらない行為になってしまった」
- マーク・カーン氏がBlizzard Entertainmentを離れて作った最新作「Firefall」はそういった陳腐化したMMOではない
- 「Firefall」で新しいMMOの時代がくるかどうか
ざっとこんな感じでしょうか。
これはMMOプレイヤーにとってはかなり大切な話題でもあります。というわけで、なんか変化したような気がしないこともないMMOについて、あれやこれやとかいてみようかと思う次第です。
何を良しとして、何を駄目とするか
WoWと言えば、世界最高のユーザー数を抱えるMMOです。ここらへんはギネスでも掲載されたことなので、間違いない話でしょう。兎にも角にも、そういったMMOの開発に関わった人物が「WoWがやってきたことはMMOのジャンルを殺す事だった」となればそれはもうセンセーショナルな物となります。
多くのMMOは、WoWを手本にしているのは確かです。なんといっても世界最高のユーザー数を抱えるMMOタイトルですから、手本にしないわけがありませ ん。違ったアプローチをするタイトルもあるでしょうが、大抵はWoWやEQをベースにしたモノが多くなっていきました。最近のMMOは総じてそんなニュアンスを感じ取る事ができます。ベースとなるものがお使い要素の強いクエストが中心となるのはそこらへんにポイントがありそうで、新生FF14やドラクエ10も当てはまりそうです。
そういったMMOがわかりやすい導線を描くのは「新規ユーザーにアピールするための施策」であり、そうすることで「新規ユーザー」を「ゲーマー」にするのではなく、「そのMMOタイトルのユーザー」にする、と考えれば納得もいくというものです。結果としてビジネス的に成功するならまるで問題はないでしょう。ゲームとして面白いかどうかは何とも言えませんが、そういったゲーム性そのものが面白いという人もいるのは確かです。どちらが良いかと言う正解は個人によって異なる結果が出るでしょう。
新生FF14は、個人的意見ではありますが良くも悪くも最近良く見るタイプのMMOに感じます。もちろん、FFらしさはキャラクターや世界観、音楽と随所に見られるので、そういう部分でも期待している人なら十分楽しめるモノでしょう。……ボッチプレイヤーにはアレですけど。
そんな良くも悪くもWoWの影響を受けているであろう新生FF14が今後どういった結果を出すことになるのかは、非常に気になるポイントの一つです。ボッチプレイを継続する事ができなかった身としましては、どうなっていくのかを楽しみにしたいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:WoWの開発に関わったマーク・カーン氏の発言が色々と話題を呼んでるヨーってお話です。
:ふむ。まぁ、何となく納得できそうな気がしないこともないな。
:良い要素は真似るのがゲーム業界ではよくあることだからね。MMOもソレ然りだったってことだけど、どのMMOも総じて新規参入者をどうやって呼び込むかってのに注力するから、何となく似た作品ができちゃうって事が言いたいんだろうねぇ。……新生FF14、ボッチで出来なかったなぁ……。
:ボッチでどうしてもやりたかったのね……。
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