連載:気まぐれゲーム雑記 第801回:ツタヤもゲームプラットフォーム事業を始めるようです

どこもかしこも囲い込む時代です。

サービスとビジネスはイコールなのです

リアルな店舗の強みを活かす囲い込み

AZです。ゴールデンウィークなんてモノがフリーランスの人間に存在しているなんて思わない方が良いです。

それはさておき、レンタルでお馴染みTSUTAYAを抱え込むT-MEDIAホールディングスが新ゲームプラットフォーム「TSUTAYA オンラインゲーム」を開設しました。

T-MEDIAホールディングスは、この日(4月28日)より、新ゲームプラットフォーム「TSUTAYA オンラインゲーム」を開設した。Tポイントと連携しており、サイトにログインしたり、ゲームで遊んだりすることでポイントが貯まっていくという。

ブラウザゲームを中心にPCからスマートフォンゲームまで様々なオンラインゲームが配信されており、『バハムートクライシスゼロ』や 『ドラゴンタクティクスf』、『100万人のWinning Post』、『聖剣伝ラグナ・クロス』、『陰陽の道』、『絆転生!ユニオンナイツ』、『はじめの一歩 THE FIGHTING!』、『三国志カードコレクション』などが提供されている。これ以外にもR18コンテンツも用意されている模様だ。

[引用元:Social Game Info

Tポイントで押し通せるのはクッソ強いですね。ちなみに、公式サイトはこちら

Tポイントの登録やら情報の流れやらといった、少々きな臭いところはさておくとしまして。ツタヤならではとも言える、Tポイントとの連動は何だかんだと強いところにもなりましょうか。かなり生活に浸透しているサービスですし、すでにTカードで囲い込みもほとんど出来ている。ついでに、スマートデバイスで遊ぶ人達との融和性も高い事が窺えます。

また、R-18方面もやっていくというのはなかなかに面白い。ものすっごくDMMと被る路線ですし、レンタルでR-18があるのだから、そこらへんのニーズにも応える度量があるという事でしょう。一般とR-18の領域を渡り歩くプラットフォームはそう多くもないだけに、それだけガッツリと顧客を取りに行こうという気概もうっすらと見えてきます。そう見ると、Yahooはどう出るのかも見どころな気がしないこともありません。

ツタヤに限った話ではありませんが、どこもかしこも自社サービスという名のプラットフォームで囲い込みをかけて利益をあげようという動きが活発化しています。ゲーム会社で言えば、任天堂も新規会員サービスの構築を発表していますし、レベルファイブも「LEVEL5 ID」というサービスでプレイヤーを囲い込む流れを作っています。今後のゲーム関連企業は、こういった囲い込みをどんどん加速させていく可能性が非常に強いでしょう。

自社サービスをどれだけ充実させていくかも問われるような気がする昨今ですが、今後のサービス合戦はどういったモノがメジャーになっていくのか、という視点でゲーム業界を見ていくのも面白いところです。今後、各メーカー等々がどのように変化していくのかをウォッチし続けておきたいですね。

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