連載:気まぐれゲーム雑記 第869回:スクエニのストリーミングサービス「DIVE IN」が9月13日を以て終了
スマートデバイスに求められるモノ
定額制のサービスの行方や如何に
AZです。先日、ちょっと予期せぬ体調不良で寝込んでしまいましたが、1日で復帰を果たしました。……健康にはほどよく注意しておきましょう。
それはさておき、スクエニのストリーミングサービス「DIVE IN」が9月13日を以て終了することが伝えられています。
株式会社スクウェア・エニックスは、スクウェア・エニックス ストリーミングサービス DIVE INに関し、かねてより決済システムの改修を進めてまいりましたが、2015年9月13日(日)をもちまして、本サービスの終了を決定いたしました。 本サービスをご利用いただいております皆様、サービス再開をお待ちいただいておりました皆様には、心よりお詫び申し上げます。
なお、365日利用権をご購入いただいておりました皆様には、利用期間、残期間に関わらず、スクウェア・エニックス Crysta全額を返金させていただきます。
~中略~
クラウド技術を用いたコンテンツ提供に関しましては、今後もより良い形で皆様にお届けできるよう、様々な取り組みを継続してまいりますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
[引用元:スクウェア・エニックス]
まぁ、そういうことなのでしょうね。
「DIVE IN」は、スクエニが“スマホでFFなどのスクエニタイトルができる”と、鳴り物入りで2014年12月にサービスが開始された、定額制のストリーミングサービスです。要は、一般的にいわれる“クラウド”な技術を用いて、スマホで遊べるようにした代物、ということになります。
また、「DIVE IN」の場合、課金は各タイトルごとに「3日間」「10日間」「30日間」「365日間利用料」と料金が違っており、そこらへんでも微妙な空気を出していたのは否めません。クラウドゲーミングのサービスは定額なので、企業からすれば安定収入にしやすいモノなのかもしれませんが、そのサービスが終了してしまえばゲームはもうプレイできないという世知辛い状況が生まれてしまいます。
スクエニとしては、「DIVE IN」の経験を「シンラ・テクノロジー」が提供しようとしているクラウドゲーミングの方へと活かす様な気がしないこともありません。とはいっても、最終的にはサービスを“プラットフォーム”として見た場合、タイトルを集める事ができるか否かが焦点とも言えます。そういった意味で、「シンラ・テクノロジー」は今後もウォッチしておくとほんのりと楽しいかもしれません。
色々と攻勢に出ている感もあるスクエニですが、自社をメインに上手く立ち回れるかどうかは見どころでしょう。家庭用機からスマホまで幅広くやっていることですし、「シンラ・テクノロジー」がクラウドゲーミングの成功例として名を残せるかどうか、楽しみにしておきたいですね。
:スクエニのストリーミングサービス「DIVE IN」が9月13日を以て終了するよーってなお話です。
:ふむ。まぁなんつーか、全然話題にならんかったな。
:ならんかったね。スマートデバイス方面で、少額課金をするというのはあまり有効な一手じゃなかったという事かもしんない。まぁ、敗因は色々あるだろうけどさ。……クラウドな未来って、今しばらく先だと思うのですよねぇ……。
:サービスとして安定しないことにゃ、どうにもならんってのはあるだろうしなぁ……。