連載:気まぐれゲーム雑記 第819回:ゲーム調査会社曰く「市場の伸びを牽引するのはスマートフォン向けゲーム」

色んな予測があってよろしいかと思うのです。

スマートデバイス向けのゲームと旧来のゲームの違い

AZです。髪を切ったのですが、自分がずいぶんと若返った気になりました。……気になっただけですけど。

それはさておき、アメリカを拠点とするゲーム調査会社が2018年までの予測を発表しているそうです。

市場の伸びを牽引するのはスマートフォン向けゲームです。同市場は2014年の245億ドル(約3兆円)から2018年には442億ドル(約5兆3500億円)まで年平均15.9%で成長すると予測されています。また、2018年にはゲーム市場全体の39%を占める予測。

2018年の市場規模予想をプラットフォーム別に見ていくと、PCが412億ドルで全体の36%を占め引き続き最大の市場となる見通し。一方、家庭用ゲーム機(VR含む)は268億ドルで、シェアを27%に落とす見通し。パーソナルスクリーン(スマートフォン)は302億ドルで27%まで成長。フローティングスクリーン(タブレット、携帯ゲーム機)は13%を占める予測です。

[引用元:インサイド

まぁ、大体どこの予想も概ねスマートデバイスが伸びる、ですね。

家庭用機のシェアは落ちるとしながらも、市場全体の規模は伸びるのでさほど大きな影響もないといったニュアンスになっています。その一方でスマートデバイス向けのゲームが今後も市場を牽引し続けるのは、世界的にみればある程度予想は付きそうなモノとも言えます。簡単な理由の一つとしては、据え置き機が出回っていない国にもスマートデバイスは存在しますし……。

スマートデバイスのゲームは、F2Pが主流で課金により利益を得ます。で、その課金のバランスがすんごく難しい。今までの据え置き機や家庭用機、PCゲームなどのいわゆるフルプライスの「ゲーム体験が濃い」モノとされるゲームは、プレイ時間が価値観の大きな基準の一つです。時間を費やせば費やしたほど、楽しい物になりやすい。その一方、多くのF2P(すべてとは言いません)に見られるのはプレイ時間をお金で買う事ができるようにした(消費アイテムなどでプレイ時間短縮)わけで、そこに今までのゲームでの価値観のズレが生じます。その違いを理解すると、スマートデバイスへの理解も多少は進む……かもしれません。あ、理解したところで「好き嫌いは別問題」だと思いますよ?

とりあえず、課金の話は需要があればまたの機会にする事にしまして。
PCが最大市場という結果は、Steamにベッタリ張りついて遊んでいる人達からすれば、その賑わいの一端も感じられそうな話です。ですが、家庭用機が主流となっている日本だとなかなか想像し難い人も多いのではないでしょうか。とはいっても、今後はPCも選択肢の一つとして考えられていくでしょうし、どれだけ日本の各メーカーが世界市場を踏まえてやっていくのかが注目されるところになります。

任天堂が参入するなど、日本でも大きな変化が出てくるであろう市場になったスマートデバイス市場ですが、今後も日本ではより一層スマートデバイス市場が膨らみそうな気配を見せています。数年後には、日本はどのような市場になり、海外とどういった違いが見られるようになるのか。その状況を生暖かく見守っておきたいモノですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第819回:ゲーム調査会社曰く「市場の伸びを牽引するのはスマートフォン向けゲーム」に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:ゲーム調査会社曰く「市場の伸びを牽引するのはスマートフォン向けゲーム」らしいよーってなお話です。

しゃきーんさん:まぁ、日本でも市場規模が家庭用機を抜いてるからなぁ。

しょぼーんさん:あくまでも、市場規模の話をすりゃ今のところそういう可能性が高いって事だね。もちろん、好き嫌いは別問題で良いと思うし、据え置き機のゲームがなくなるって事もないから心配はしてないけど。……ほんと、マルチデバイスの時代になったよねぇ。

しゃきーんさん:マルチデバイスの時代だからこそ、あらゆる選択肢が用意しないといけなくなったのがメーカー側なんだろうなぁ……。

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