連載:気まぐれゲーム雑記 第874回:大作は、発表から発売まで近いのが理想である
サクッと出てきて欲しい
大作が出てくるのを待つのは、興味のモチベーションが変化する?
AZです。お買い物の際に発生する突然の夕立は、本当に勘弁して欲しいと思うのです。
それはさておき、BethesdaのPete Hines氏が、「Fallout4」の発表から発売までが短かった事についてを語っています。
Pete Hines
それには幾つかの理由がある。発表から発売までの期間が短いのは、どこまで許されるか考えた結果なんだ。Toddに聞けば、発表した日に発売したいと言い出すからね。彼は発売前に何も見せたくない人間なんだ。それに、全てが開発チームの重荷になってしまう。全てのビデオ、全てのデモが開発チームから時間を奪ってしまうんだ。これをキャプチャーして欲しいとか、これを完成させなければとか、何を見せようとか、これを入れたからこのビルドでは機能しないとか・・・。11月10日にユーザーの手に届けることが本当の目標なのに、ショウのためにデモを作らなければならないというのは重荷になる。その期間を短縮すれば、勢いを維持する必要性が薄れるからね。
~中略~
Pete Hines
マーケティングとPRの観点から、我々もいつも苦労しているよ。自分でゲームをプレーして体験したり、初めて遭遇した方がはるかに効果的な部分を、一切ネタバレせずに、興味を持ってもらえる程度の情報を公開しなければならないんだ。
本当に、発売日が短かったのは賞賛したいですね。
今や、大手メーカーならゲームを売るのにマーケティングやPR期間等々を考慮するのは当たり前な時代になっておりますが、それにしてもFallout4の発表は実にセンセーショナルなモノでした。あれだけの大作にもかかわらず、発表してからたった半年で発売されるのかと思うと、さすがのブランド力とも言えるアプローチかもしれません。
日本の大作と呼ばれるモノは、むしろ発売までに時間がかかるモノが多数を占めています。FF15はもはやその手の話題で取り上げない方が珍しいでしょうし、発表されたばかりのドラクエ11もどれだけ時間がかかるのか、多くの人が注目していることでしょう。概ね、大作として発表されるモノは1年以上の期間があって発売されるという流れではないでしょうか。
時間がかかる背後には、当然のことながら開発の都合からマーケティングといった市場動向、PR期間と複雑な事情が垣間見えるのも事実です。Fallout4の場合、そのブランド力と確かな信頼が可能にしたやり方でしょうし、この手の手法を使えるタイトルというのは、そう多くもないのが現実であるようにも思えてなりません。
ゲームをする身としては、発表から発売日まで「極力短いのが理想である」事に間違いはないでしょう。そう簡単にできないのも理解はできますが、日本の大作と呼ばれるモノにもそういった動きがあるのを期待したい限りですね。……ついでに、日本での「Fallout4」の発売日は早く発表して欲しいモノです……。
:BethesdaのPete Hines氏が、「Fallout4」の発表から発売までが短かった事について語ってるよーってなお話です。
:まぁ、ゲームする側なら、さっさと遊びたいよな。
:そゆことっすね。発表から発売までが長いと、色んな事情でやる気がそがれていくケースもあるわけで。情報があまりない状態でのスタートってのは、今の時代難しいとは思うけど、大作だからこそできるやり方かもしれないとは思うよ。……何はともあれ、さっさと日本でのFallout4発売日を発表して下さい。
:……未だ、出てこないもんなぁ……。