連載:気まぐれゲーム雑記 第875回:CEDEC2015の「ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート」によれば、38%のゲーム開発者が“据え置き型ゲーム機に携わりたい”
作れる環境作りが大事?
据え置き機が今一度盛り上がるか
AZです。世界的な株価の下落っぷりは、相変わらずスゴイモノがあります。
それはさておき、CEDEC2015の「ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート」が公開されたわけですが、38%のゲーム開発者が“据え置き型ゲーム機に携わりたい”という結果が出ています。
据え置き型ゲーム機が人気のようですねぇ……。
青は現在携わっているプラットフォーム、赤は今後携わりたいプラットフォームとなっています。昨年の段階では、スマートフォンが人気をかっ攫った形ですが、今年は据え置き型ゲーム機が一番人気となった事が見てとれます。それだけ、市場が急激に変化していることを臭わせているのは確かでしょう。
だからといって、スマートデバイス市場が急激に下がるというのも想像しがたい。むしろ、スマートフォンの市場は競争が激化しているのは目に見えてわかるわけで、そういった場とは違った環境でゲーム開発をしたいという人もいるかもやしれません。まぁ、この統計の人数自体多いのか少ないのかは判断しがたいのですけど……。
今後、家庭用機やPC、スマートフォンなどの各市場は、色んな意味で最適化されていくことになる予感はします。スマートデバイス市場はレッドオーシャンすぎて、勝負にいく企業とそうじゃない企業にわかれるでしょうし、家庭用機については残るところでどういった市場が形成されるかは見どころでしょう。……とりあえず、大手だとコナミがどう動くかが注目です。
スマートデバイス市場が大きくなった以上、家庭用機向けのゲーム開発がどれだけ加速するのかは未知数です。ですが、やはり家庭用機が一番だった日本としては、今一度話題になって欲しいと願わずにはおれません。今後の日本ゲーム市場がどういったところへ向かうのか、楽しみにしておきたいですね。
[情報元:CEDEC 2015(PDF)]
:CEDEC2015のアンケートによると、38%のゲーム開発者が“据え置き型ゲーム機に携わりたい”という事だそうです。
:ふむ。以前よりは家庭用機で何かを作りたいって人が増えてるんだな。
:それはそれで良い事じゃなかろうかと。まぁ、ビジネスでやっている以上は、開発者が作りたいと思っても会社が許可するかどうかは別問題だけどね。……日本市場はどうなっていくのかなぁ……。
:そりゃまぁ……なるようにしかならんわなぁ……。