「ゼノブレイドクロス」のファーストインプレッション:探索のボリュームが凄いオープンワールドRPG

Wii Uでのみ遊べるという価値

AZです。ゴールデンウィークがあって、無い様な生活をしています。

さて、リニューアル後初のファーストインプレッションとなります。いや、ほんとは他にも書くタイトルがあるわけですが、もう旬を逃したモノばかりですので、今の時期だからこそ価値があるというモノをとりあげようと思った次第です。なお、今回は前作“ゼノブレイド”には一切触れないで「今作のみ」に焦点をあてて書いてみようかと思います。そういう比較は、他の人が大抵やっているでしょうし。ちなみに、ロード短縮DLCを全部突っ込めばロードはまったく気にならないレベルです。

ゼノブレイドクロス

探索がメインなだけに、高所から飛び降りても死にません

条件は多いけど、ハマれば面白いのは間違いなさそう

いきなり結論を書いてしまうと、結構前提となる条件は多いモノの、条件に該当する人ならば十分楽しめるという事です。で、それらの条件というのは、次の通り。

  • だだっ広い世界を走り回り、探索しまくるのが大好き
  • レベル差が激しすぎて、サクッと殺されても心が折れない精神力
  • MMO風な戦闘(オートアタック+スキル(本作だとアーツ))でも問題ない
  • 仲間からのかけ声が多くても気にならない(戦闘システムと直結してる)
  • 受動的ではなく、能動的にゲームシステムを解釈し遊べる人
  • 説明書を読む人
  • オープンワールドに抵抗がない人

ざっとみてこんな印象でしょうか。

オープンワールドである事を最大のウリとしたわけですが、言われている通りかなり馬鹿広いです。そして、その馬鹿広い世界に、レベルが低い敵から高い敵までうようよと存在しています。流石は未知の惑星というべきでしょうか。少しだけ客観的に見れば、ライトなプレイヤーがついてこれるかどうかなラインにも思えますが、この尖った路線は嫌いじゃありません。

ゼノブレイドクロス

序盤からレベルが高い敵がいる(襲ってくるのも、襲ってこないのもいる)

ゼノブレイドクロス

敵が3体重なったタワー

また、戦闘システムはMMO風な戦闘になっていますが、仲間がよくしゃべりかけ声をかけてきます。それに合わせてアーツ(スキル)を発動させるとより効果が得られるモノになっていて、仲間と共闘している感は確かに存在します。ただし、かけ声は聞かないと反応し辛いところもあり、音声無しでのプレイは苦戦しそうです。あと音繋がりですが、音楽もボーカル入りの曲が多いので、何気に気になる人は気になるかもしれません。

ゼノブレイドクロス

頑張って戦ってます

ついでに、ゲーム内でチュートリアル的なモノがさほど存在していないので、必要あらば説明書を読む必要があるでしょう。そう言った意味では、ライト層よりもコア層にアピールしたい一作であると同時に、オープンワールドとはそういった人達にプレイしてもらいたいのだ、とも思えるところです。わたくしめは、オンライン時のアイコンの見方がわからなくて説明書を見たりしておりました。あと、ステータス効果の意味とか、オンラインの仕様とか。

ゼノブレイドクロス

弱体化効果はしっておくと便利です

そんなオンラインの仕様は、そもそもに「ゆるくつながる」事をモットーにしたようなので、確かに何かゆるーく繋がっている程度のモノになっています。要は、なくてもいいけどあっても害にはならない程度です。むしろ、基本的にはないものとして扱っても良いレベルかもしれません。クエストとか、マトモにできない時もありますし。

ゼノブレイドクロス

オンラインで受けられるクエスト

不満を上げるなら、UI周りの文字が小さい。そりゃもう、かなり小さい。ただでさえ、MMOライクなゲームで画面内の情報量が多いにも関わらず、文字が小さいので読むのに苦労します。また、マップもジワッと使いづらい。いや、Wii U GamePadにマップ関連がすべて集約されているので、慣れればそれはそれでアリかもしれませんが、慣れるまでは地味にシンドイです。あと、ムービーシーン中の会話スキップがない、くらいでしょうか。

ゼノブレイドクロス

文字小さい

ザックリまとめますと、そこそこに「海外ゲーム寄り」のオープンワールドです。ゲーム内にチュートリアルが余りないし、レベルが低いのから高いのまで混在してるし、探索も率先して自分で調べていく必要があります。そういった「能動的に動く」事が億劫な人にはオススメできませんが、その世界で自分好みのキャラ育成をしながら進めていく様は確かにオープンワールドであり、MMOライクなモノなのだと思わせてくれます。ついでに、街の外に出れば「スキップトラベル(要するにワープ)」を使わない限り、ロードが発生しないくらいには快適です。

色んな意味で、尖った作品になっておりますが、「惑星を探索する」という意味合いでのボリュームは相当なモノです。私としては、どこまでやりこむかはわかりませんが、一応納得するところまで進めてレビューに繋げようかと思う所存で御座います。

ゼノブレイドクロス

今作のマスコット

この記事を書いた人

AZ

AZ :

「独り善がりなゲームログ with 電漫堂」の管理人。かつて編プロに勤めていたけど、気づいたらWEB屋になってた。ハンドルネームは「アズ」と読むはずだけど、かつてとあるゲームで外人さんからボイスチャットで「Hey! AZ(エイジ)!」と呼ばれて以来、どう読むべきなのかをかれこれ10年以上悩んでる。

「ゼノブレイドクロス」のファーストインプレッション:探索のボリュームが凄いオープンワールドRPGに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:「ゼノブレイドクロス」のファーストインプレッションを書いてみました。

しゃきーんさん:ふむ。久しぶりだな。で、大体のことは上に書いた通りみたいだけど、ストーリーとかはどうなの?

しょぼーんさん:ストーリーは、オープンワールドだから凄く深くて良いモノになるとは思っていないんだけど、「主人公がゲーム冒頭で記憶喪失だった」というあたりに、なにやらこみ上げるモノは感じさせてくれますな。うん、いいよね。記憶喪失。……あとは海辺とか川岸で倒れていれば完璧だったんだけど……。

しゃきーんさん:……今回はコールドスリープだったなぁ……。

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