一週間を振り返るコラム的な何か
第83回：影牢に湧いた……気がする一週間

戦略好きは是非に。

積みゲー消化タイムです

AZです。お風呂掃除に本気を出したらかなり疲れてしまい、もう歳なのか!?　と現実を否定したい気分になりました。

さて、2014年3月2日～3月8日までで一番見られた記事は「「影牢 ～ダークサイド プリンセス～」のレビュー　自分で試す事が重要になる、考える事が楽しい罠アクション……なんだけど、そこはかとなく粗も目立つ」でした。面白いだけに粗が目立ってしまうというのがポイントです。また、次点は「DeNA取締役兼執行役員曰く「日本人には絶対にスカイリムは作れない。」」とPC版「ダークソウル2」関連の話題だったので、そこらへんについても軽く触れておきます。

細かいところまで気を配って欲しかったと言いたい一作

「影牢 ～ダークサイド プリンセス～」は、久しぶりに出てきた影牢シリーズの最新作となります。自分は罠を設置し発動する事しか出来ませんが、それだけでどうやって敵を駆逐するかを考える戦略的なアクションとも言えます。

すでにレビューでも書いた通り、不親切に感じられてしまう部分があり「惜しい」の一言に尽きる代物となっています。とはいっても、その「不親切さ」を許容出来るなら十分楽しめるゲームと言えるでしょう。久々に罠アクションを楽しむのもいいかもしれません。

ちなみにレビューではほとんど触れませんでしたが、ストーリーにもちょっと触れておきます。基本的にプレイヤーは悪側のキャラクターとなるわけですが、それが思った以上に悪に感じられないのは、何となく毎度お馴染みという展開のようにも思えます。エンディングもマルチエンドになっていますが、今作においてはその分岐がアーマーブレイクになっているというのは、少々手厳しい印象もありました。しっかりと考えて攻略していかないといけない事になります。

昨今においてはかなり死ぬ類のアクションであり、試行錯誤しながら攻略する事が一番楽しいゲームとも言えるでしょう。ですが、一部の敵は強すぎて結構な挫折感も味あわせてくれます。そういったモノをしっかりと乗り越えていける人にとっては試行錯誤して上手くいった時の爽快感が最高に気持ちいいゲームですので、是非手に取ってみて下さいませ。

日本と海外で色々違うと不満も爆発しやすい

元々の記事は、ソシャゲとはいえ日本でもゲームを開発する側の人間が、「日本人には絶対にスカイリムは作れない」などと発言した残念なお話です。まぁこういう人は、「お金稼ぎしたいから娯楽（ゲーム）を選んだ」のか、「娯楽（ゲーム）を提供した先にお金があった」のかがすぐに分かってしまいます。最近の各メーカー様方の動きは、前者の方が大きい気はしてなりません。

とはいえ、企業である以上は社員を路頭に迷わせるわけにもいかず、お金儲けすることが最優先である事も理解できます。ですので、お金儲けする事自体を否定するつもりは毛頭ありません。しかして、ただのいち消費者である私としては、「その価格に見合う娯楽を提供して下さい。」と返答するしかないのです。願わくば、面白い娯楽を提供する事こそお金に繋がるという発想になってもらいたいと思わずにはいられません。

また、PC版ダークソウル2の発売が決定して、価格やらSteamでの対応も発表されました。しかし、Steamでは「おま値」問題が勃発しており、ダークソウル2のSteam該当ページには微笑ましいユーザータグが並んでいるような始末となっています。ちなみに、日本語版とUS版の価格差は、79.99ドルと49.99ドルの違いとなっています。

いやしかし、「絶対に許さない」タグとはこれまた随分と私念ですねぇ……。

私としては、日本でPS3や360で発売される以上その価格にあわせざるを得ない状況であるのは理解できます。まぁ、それでもおよそ倍に迫ろうかという価格差は流石に反感が出るのも理解しますが。ですが、それにつけても海外では10種類の特典武具が全て付くのに引き換え、日本では特定の店舗でパッケージを買った時のみ特典が付くという始末なあたりはゲーム内で手に入るアイテムとはいえど少々腑に落ちません。なまじ、日本と海外での販売網を分けた事が仇となった感じが見受けられる気はします。

ともあれ、海外と日本市場の独自性が際立つような案件ではありますが、ダークソウル2は注目タイトルとなっていますしPC版にそれだけの価値を見出せるのかどうかが一番のポイントにもなりそうです。PS3版や360版はいよいよ数日後には発売となりますので、まずはコンシューマ版がどういった賑わいをみせるのかに期待を寄せておきたいモノですね。