連載:気まぐれゲーム雑記 第370回:どのメーカーも続編が多くなってきた世の中です
気まぐれゲーム雑記
第370回:どのメーカーも続編が多くなってきた世の中です
頑張れ僕らのインディーズ。
続編ばかりじゃなくて、新作も作って欲しい
猫より犬派なAZです。どちらも飼っていましたけど。
ところで、海外のカプコンが売れたタイトルをランキング形式で発表しています。
- 『バイオハザード5』(650万本)
- 『ストリートファイターII』(630万本)
- 『バイオハザード6』(520万本)
- 『バイオハザード2』(496万本)
- 『モンスターハンターポータブル 3rd』(480万本)
- 『ストリートファイターII Turbo』(410万本)
- 『モンスターハンターポータブル 2nd G』(360万本)
- 『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(350万本)
- 『ストリートファイターIV』(330万本)
- 『モンスターハンター4』(280万本)
- 『Devil May Cry 4』(280万本)
- 『バイオハザード(PS)』(275万本)
- 『Dead Rising 2』(270万本)
- 『モンスターハンターポータブル 2nd』(240万本)
- 『ディノクライシス』(240万本)
~以下略~
[引用元:Game*Sparkさん]
なんとも興味深いランキングで、バイオシリーズの人気の強さが伺い知れます。それと同時に、評価としてあまり高いモノではなかった「バイオ6」が3位に入っているのを見ると、評判や売れ行きが決してイコールにならない事が明確にわかるランキングでもあるわけです。これ、各メーカーが出して来たらとても面白い事になりそうな予感がします。
このランキングを15位までを眺めて見て、シリーズの一番最初となるタイトルはわずか2本。バイオとディノクライシスです。ランキングは62位まで書いてありますがどれもシリーズ物で占められていて、せいぜい42位の「ドラゴンズドグマ」と、52位に「戦場の狼」が異彩を放っている程度でしょうか。新作タイトルを作る難しさが垣間見える結果となっています。そういう意味でも、新作だらけのインディーズには期待しているわけですが。
すでに多くのメーカーは、スマホへのシフトやアイテム課金など多くの道を模索しています。特に消費アイテムの課金は反発があろうとも実装してくる様を見ていると、かなり強力な利益をもたらすというのがわかってきます。F2Pに力をいれているのも、そういった利益を上げやすいビジネスモデルだからというのが見え隠れするわけで、モバイル事業で良い結果を出せていないカプコンが色々と必死になる様も分からなくはありません。他メーカーも含めれば、新作タイトルの数ならスマホやブラウザゲームの方が出ている可能性もあるでしょう。
本来なら多少のリスクを背負ってでも新作タイトルを構築していく手段に出るべきではありますが、メーカーにとっては多少のリスクではなくなっているのが現状なのかもしれません。だからこそ、続編モノがどんどん増えていく傾向が強くなっていくのでしょう。しかし、続編モノばかりでは先細りしてしまうのは明白です。メーカーには、上手い舵取りをしていってもらいたいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:カプコンさんの歴代タイトルセールスランキングみたいのが発表されてたんだけど、続編モノばっかだなぁと思うたわけですよ。
:そりゃまぁ、今の時代そうならざるを得ないんだろうな。
:その方が堅実に売れるだろうしね。でも、本来は一つのタイトルに絞ってやりつづける方がリスキーではあるんだよね。しかして、新作タイトルが売れなかったら、というのもまたリスキーな話って事なんだろうとおもふ。……ま、新作タイトルでも、「そのゲームで遊んだことある?」と言いたくなるようなモノが出てるって問題もあるけどネー。
:そういうゲームは色んな事情があるんだろうなぁ。……良くも悪くも、だが。
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新作が出たところで、売上的に既存シリーズに歯が立たず目立てないままそのまま静かにフェードアウト…ってパターンになりがちなのが何とももどかしいです。カプコンで言うならアスラズラースやらエクストルーパーズやら…