連載:気まぐれゲーム雑記 第12回:Newスーパーマリオ2と鬼トレのDL販売は総売上の5%と20%らしいという話

気まぐれゲーム雑記
第12回「Newスーパーマリオ2と鬼トレのDL販売は総売上の5%と20%らしいという話」

DL販売数で何かがわかりそうな気がする……だけかも?

DL販売数は見えてこない

我らゲーマーは、自分の好みでゲームを選びます。それが見えている地雷であったとしても
とどのつまり、売上数がどんなものであろうとも、それに左右される事なく買う、という人が多いと思うのです。
しかしながら、マルチや大作だとその売上数で左右される場合があります。発売の週は様子をみて、いっぱい売れていそうなら人が多い、と判断して買うのを悩む。そんな行動心理になる人もいるでしょう。

そんな前提を踏まえつつ、本日はDL販売数な話。
3DSで任天堂さんがパッケージソフトをDL販売しました。値段はともかくとして、それなりに好評を博しているようです。でも、ユーザーにとって数字が見えないとなると、よくメディアでありがちな単なる煽り文句に過ぎないような気がしてしまいます。……疑い深くて申し訳ない次第……。

そんな中、SCEJのプレジデントである河野氏にインタビューした4Gamerさんの記事が掲載されました。この記事によると、Vitaはすこぶる好調だそうで、そのDL販売は数字を出す事はないけど異色な数字だそうです。異色な数字とはよくわかりませんが、この記事に見る4Gamerのライターさんと、河野氏の温度差と何かチグハグな違和感というのは、Vita持ちの方なら尚更わかるような気がします……。

で、本題はそこじゃなくて、任天堂さんのNewスーパーマリオブラザーズ2と鬼トレは総売上数の5%と20%がDL販売だ、という記事が出たところにもっていく、という流れになります。詳しくはこちら
要するに、3DSは順調に回復しながら、その市場をDL販売まで広げていってるのです! という記事になっています。……うん、長ったらしいけど要約するとそんなもんです。

NEOGEO X
NEOGEO X

ちょっと計算してみよう

さて、先ほどご紹介した記事内に、非常にポイントとなる一文があったので改めてご紹介します。それは、Newスーパーマリオブラザーズ2のDL販売は総売上の5%ほど鬼トレの場合は20%ほど。といった情報が明記されている事です。

……こういう情報を下さるのなら、喜んで計算させて頂きたく思います。あ、お断りしておくと、参考にするのはファミ通さんとメディアクリエイトさんの平均数です。ですので、実際の総売上数を導き出す計算にはならないので注意して下さい。単なる推測です。

さてさて、計算してみましょう。
現在、2012年8月6日~8月12日までの集計結果は、Newスーパーマリオの場合、790,732(ファミ通調べ)と764,372(メディアクリエイト調べ)なっており、その平均は777,552となります。この数字にはDL販売数が含まれていない、という前提にしておきます。
で、話を進めるとNewマリオ2の場合は777,552=95%である、ということです。となると、ざっと計算して約41000がDL販売数、と言う事になります。
鬼トレも同様に計算してみると、約24000がDL販売された、と言う事になります。
ちなみに、DL販売数が含まれていた場合というのを計算すると、Newマリオ2が約38800、鬼トレが約19300になります。

DLにするかパッケージかはタイトルの内容次第

計算しておきながらなんですが、これらの数字は余り信憑性がありません。というのも、ダウンロードカードの扱いなどがわからないからです。ダウンロードカードは店舗で売れても実際はダウンロードするわけで。じゃあ集計としてはどのようにカウントされるのか? その答えは、単なるいちユーザーに分かる術はないでしょう。それに、情報元の記事がどのタイミングでこの内容を聞いたのかはまったくの不明ですしね。

とはいえど、ユーザーが見る時のある程度の指数にはなる……かもしれません。せっかく計算したんで、それを元に考えてみると、初めてのDL販売タイトルですが、やはりその用途でかなり偏りも見られます。鬼トレのような、かなり短時間で気軽にやるモノだとDLが多くなり、マリオだとちゃんとしたパッケージ、という結論なのでしょう。概ね、ユーザーの皆様が予想していた通りの結論ではないでしょうか。消費者の買う選択肢を増やす、という目論見は見事成功している、ともいえる結果です。

今後、DL販売はもっと加速していくでしょう。DLするか否かはタイトルの内容次第というのもありますが、Newマリオ2が5%で鬼トレが20%という結果に、ダウンロードする優位性みたいなものを気づかされるユーザーも多いと思います。願わくば、ユーザーがDL販売数もしっかりとわかるような数字が見てみたいものです。……もっとも、メーカーさんがDL販売数を出すとは思えませんけどね!

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Newマリオ2と鬼トレでDL販売数がわかりそうな数字が書いてある記事があったんでご紹介です。信憑性があるかないかよくわからんけど、一定の指針にはなりそう。

しゃきーんさん:ふむ……。DL販売だけみると、マリオはそこまで売れた感はないが、鬼トレは結構売れたってことになるのか。

しょぼーんさん:そゆことだねぇ。概ね、予想通りってところかな。鬼トレが20%いるってのはちょっとびっくりだけど。でもまぁ、売上数でアレコレをみるってのは、DL販売が加速すればするほど難しくなると思う。ユーザーに見えるような形で何とかしてもらいたいんだけど……難しそうだなぁ。

しゃきーんさん:異色の数字って事でお茶を濁されるくらいだし……。ま、今のところ実売数だけでもある程度わかるってだけで満足するしかないんだろうな。

連載:気まぐれゲーム雑記 第12回:Newスーパーマリオ2と鬼トレのDL販売は総売上の5%と20%らしいという話に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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