色んなアピール手法があって良いのです。
映像事業を推し進める事が本業に繋がれば悪いことじゃない。
良心的なところはないのでしょうか?
AZです。こう見えてサメ映画には結構うるさい方ですが、そんなわたくしめが気になっているサメ映画がこちらとなっております。
さて、2016年5月15日~5月21日までの間に一番閲覧数が多かった記事は、「任天堂、映画などの映像ビジネスに参入。“できるだけ自分たちでやっていきたい”方針」でした。別にこれ自体は何ら悪いことじゃないわけです。というわけで、そんな任天堂の映像ビジネスに関しての話題を振り返っておこうと思います。
ニュースは正しく読み取りましょう
朝日新聞やら何やらが「任天堂が映画事業参入!」と伝えて話題になったわけですが、実際は「映画事業」ではなく「映像事業」等々の言葉が適切でしょう。そこら辺に関しては、Game Watchに記述されています。当ブログでも、初出時に君島社長のインタビューを読んでみたところ、映画事業に限定するにはどうにもこうにも話がズレてる感があったので「映像ビジネス」とざっくりとした枠で紹介したわけですが、こういった「一部抜粋のみを強調してニュースにする」という手法はしっかりと内容を精査した方が良いというのは言うまでもありません。コメントで、Game Watchがちゃんと確認をとった事を教えて下さった人には、改めて感謝したく思います。ありがとうございました。
で、実際のところは自社での映像制作を推し進めていくという事であって、映画はその延長上にあります。もしかしたら、パルテナの時のようなショートアニメ的なモノをもっと多く出してくるかもしれませんし、ある程度本腰いれてメディアミックスしてくるかもしれないし、報じられた通りに3D映画を作る可能性もあるわけです。もちろん、それは今の本業たる「ゲーム事業」につなげていくための事ではありますが……。
こういった取り組みは、決して悪いモノではありません。アニメは、上手くいけばそれ相応の宣伝効果が見込めるモノがあります。「妖怪ウォッチ」や「ポケモン」などはその一例にもなりましょうか。しかして、アニメとのメディアミックスが失敗するケースも少なくないわけで、某カプコンのイクシオンサーガなんて懐かしいモノは色々アレだった記憶を思い出させるわけですが、映像事業を強化するというスタンスながらにどれほど本腰を入れるかが最大の注目点にもなりそうです。当然ながら、フルCG映画を作るというなら、それはそれで期待が高まるのも間違いはなさそうですけど。
ともあれ、ある程度の規模であればきちんと発表するでしょうし、株主総会やら何やら色んなタイミングでの発表が待たれる事にはなりそうです。映像事業にどこまで力を入れるのか、楽しみに見守りたいモノですね。