連載:気まぐれゲーム雑記 第879回:日本ではまだまだインディーゲームが浸透していないようです
どのように普及させるのかが課題。
作る人達がどんどん増えれば良い
AZです。今週も色々とゲームをこなしていきます。
それはさておき、CEDEC2015にてPlayStationは日本のインディーゲームを支援しているといった講演が行われたようです。
海外を中心に盛り上がってきているインディーズゲーム。日本でもインディーズゲームを広めるために、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がPlayStationでの場所づくりを開始している。
~中略~
日本のストアでリリースしている日本のインディーズゲームは10タイトルに対し、海外インディーズゲームは60タイトル。
海外ストアでは、日本のタイトルは3タイトルしかなく、海外タイトルは190タイトルと圧倒的だ。
インディーズゲーム自体が日本でまだまだ浸透していないと言うことの顕れであると同時に、日本のインディーズゲームが海外に進出できていないということを示唆している。はっきり言ってまだまだの状態だ。~中略~
インディゲームを配信するにあたり、やはり気になるのが売上げだ。
細い数字は伏せられた、現在PlayStation Storeで配信しているタイトルの売り上げも公表した。『アスタブリード』は万単位で売れているという。『不思議な幻想郷』に至ってはPlayStation Storeで2週連続1位を獲得するほどの人気で、5万に届く勢いとのこと。もはやメジャーデベロッパーと比べても遜色のない売上げをたたき出している。~中略~
スマートフォンやPCのインディーズゲームに比べ、手間が増え、自由度も幾分か下がってしまう。さらに手間を減らすためにパブリッシャーと手を組むと経費がかさんでしまうことになる。ただ、その分、PlayStationと言う土壌が、ゲームに対価をしっかりと払うユーザーが揃っているので、マネタイズしやすいのも確かだ。何はともあれ、ゲームクリエイターにとっては、選択肢が増え、世にでるきっかけとなる場が増えるのはありがたいこと。PlayStationのインディゲームが、インディゲームを日本に根付かせ、より多くの才能が花開き、世界へ打って出るきっかけになる可能性は高い。
[引用元:ジーパラドットコム]
どこまで手間をかけられるか、という話に集約していきそうですね。
現状、インディーゲームというのは日本においてあまり認知されていません。海外の方が圧倒的に勢いがあるわけですが、そういった背景にはPCやスマートデバイスが中心になっているためといっても過言ではないでしょう。
PCゲーム市場というのは、日本だと今まで見向きもされなかった市場です。ですが、インディーゲームは、稲船氏のようにある程度資金や開発会社などある程度目処が付いているやり方ならまだしも、本当に小規模で動いている人達にとっては、より簡単に開発環境が整えられるPCやスマートデバイスの方が敷居が低いというのは否定できないところでしょう。日本だと、家庭用機、特にPS市場でインディーゲームは出ているような状況ですが、それでもやはりPCには遠く及んでいません。だからこそ、家庭用機の場合はどれだけその敷居を下げる事ができるか、もしくはその市場が魅力的に見せる事ができるかが焦点になります。
今後、日本でインディーゲームなるモノがどれくらい流行るのかはわかりませんが、より広く普及させるためにはわかりやすい広告塔的な存在が必要である様にも思えます。色んな良作があります(当然、駄作もあります)が、それを見つけてもらうためのアピールが求められているのかもしれませんね。
:CEDECで日本のインディーゲームについての話が出たよーってお話です。
:ふむ。とにかく色んな市場でアピールしないことにゃ、始まらんのだろうなぁ。
:そりゃまぁ、インディーを盛り上げているPCゲーム市場が日本じゃ見向きもされなかったからねぇ。最近は、Steamやら何やらで状況はずいぶん変わってきたとも思うけど、やっぱり家庭用機がゲームの主役ってのはかわらんし。……だからこそ、PCも含めて色んな市場が活気付く事を願いたいんだけどねぇ……。
:……それが簡単にできりゃ、今頃日本のゲーム業界も盛り上がり続けてるんじゃねーの?