連載:気まぐれゲーム雑記 第833回:セガゲームスがスマホアプリ事業の今後を発表した件
とりあえず、○○RPG合戦の終結はいつなの?
スマホ市場で、安定的にヒットを狙えるメーカーとなるのはどこか
AZです。最近、寝不足からか体調不良っぽい雰囲気なのですが、ブログを見直したら「常に寝不足」を語っていて、ほんとどうしょもないなと切なくなりました。
それはさておき、セガゲームスがスマホアプリ事業の今後を語る「セガネットワークス カンパニー メディアカンファレンス 2015」を開催しました。ざっくりまとめると、次の様な感じ。
新作について
- 4月に「オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-」5月に「モンスターギア」を公開
- 月商5億円を超える「チェインクロニクル」や「ぷよぷよ!!クエスト」に続くタイトルに育てたい
- 新作「ケイオスドラゴン」は、すでに10万の事前登録があった
- テレビアニメと連動する
マーケティング支援ツール「Noah Pass」について
- アプリ間送集客を基軸としたマーケティングツール
- 参加社は100社、タイトル数は462
- 新サービスとして、独自レポートと分析からターゲティングを支援するシステム「DASHBOARD」と、ユーザー側がオリジナルのイベントを開催できる汎用型のSDK「PARTY」を紹介
- Noah Pass単体の収益(セガネットワークスとしての収益ではなく、参加企業に分配される)として、ゲーム以外の業種の広告を導入
[情報元:Gamer]
ざっとこんな感じでしょうか。
スマートデバイス向けに興味がない人でも、「チェインクロニクル」や「ぷよぷよ!!クエスト」が月商5億あるというのを聞けば、大手メーカーがなぜにスマートデバイスを優先するかが何となく見えて来るのではないでしょうか。それでも今やレッドオーシャン化したスマートデバイス市場で、どのメーカーが生き残るのかはノンビリと見守っておきたいところですし、そもそも5億のうちどの程度純粋な利益として残るのかはわかりませんが。
スマートデバイス市場は今だとジャンルとしてRPGが人気なわけですが、家庭用機で活躍したゲームメーカー大手だとスクエニとセガが安定してタイトルを排出している印象です。スクエニは、スマホ向けタイトルを多く出して業績を上げていますし、セガはスマートデバイスやPC、オンラインゲームをメインにするために再編をおこなったくらいですので、今後はある程度結果を出していくことも窺えます。まぁそれでも大変な事に変わりはないでしょうけど。
とはいっても、個人的な印象論に過ぎませんが、セガやスクエニ、コナミなどの動向を見てみるに、据え置き機市場でやっていく方がもっと大変なご時世になったという雰囲気があります。もちろん、大手メーカーだからこそ「より稼がないといけない」というのはありますし、日本の据え置き機市場に大手メーカーが求めるほどの盛りあがりが感じられないという事もあるかもしれませんが、スマートデバイス市場のほうが分母が大きいだけに、ビジネスとしてやりやすい側面はあるのでしょう。
だからといって、すべてのメーカーがそちらにシフトするという事ではなく、据え置き機市場に残るところは残るでしょうし、今後は「どちらのハードにも対応できるようにしていく」という流れもできて来そうな予感はします。大手メーカーの変化が目に見えてきた昨今ではありますが、日本のゲーム市場の行く末はいちゲーム好きとしてしかと眺めておきたい限りですね。
:セガゲームスがスマホアプリ事業の今後を発表したよーってなお話です。
:ちゃんと、スマホで利益を出せてるんだな。
:そりゃまぁ、出せてなかったらそっちにシフトしないでしょ。出せるって確信があるからシフトするわけですよ。まぁ、それが既存のゲーム大好きっ子達にどう映るかは個人差があるだろうけど、色んなところに色んなゲームが存在するのは良い事だと思うよ。……据え置き機で楽しみたい場合、洋ゲーも楽しめる様になれば選択肢も増えるだろうしネー。
:据え置き機やPC、スマホ等々で市場その物は大きくなっているはずなのに、日本はなんだか大変ってイメージが抜けないよなぁ。