連載:気まぐれゲーム雑記 第824回:2015年冬には、スマホでネットをする人がPCでネットをする人を上回る可能性があるそうです

ちょっとした時代のターニングポイント?

今後の市場形成はどうなる

AZです。任天堂のイカことSplatoonはやる気でいるのですが、ゼノブレイドクロスが終わらないので移れません。

それはさておき、市場調査などをおこなう会社ニールセンが、2015年の冬にはスマホからネットを利用する人がPCでネットをする人を超える可能性があるという報告を掲載しています。

スマートフォンからのインターネット利用者数は2015年4月時点で4,832万人となり、5,000万人に迫る規模に成長していました。また、PCからのインターネット利用者数は同4月で5,100万人となり、2014年7月以降、横ばいに推移していました。一方で、スマートフォンからの利用者数は現在も継続的に増加していますが、2014年度の増加率は19%となっており、2013年度の増加率41%と比較すると、そのスピードが鈍化していることが分かりました。

~中略~

利用時間をみると、2015年4月にはPCから1日あたり54分インターネットが利用され、スマートフォンからは1日あたり1時間48分利用されていました。PCは前年同月比3分(5%)増とほぼ横ばい、スマートフォンでは8分(7%)増となりました。

~中略~

カテゴリの利用状況に目を向けると、2014年にスマートフォンからの利用時間が最も増加したのは、動画や音楽、ゲームなどが含まれる「エンターテイメント」カテゴリで、2015年4月では前年同月と比べると月間3時間13分の増加となっていました。特にゲームの利用時間の増加が、このカテゴリの増加の主要な要因となっています。またEmailやLINEなどが含まれる「コミュニケーション」カテゴリについても月間1時間16分の伸びとなっていました。

[引用元:ニールセン

スマホでゲームをする人は、着実に増えているようですね。

なんというか、PCの人は1日54分しかネットをしないって、一体全体PCで何をしとるのだ? という些細な疑問がわき起こってしまったわけですが、昨今はスマホを使いこなせてもPCは使えないという人達が出てきている時代だそうですし、それもまた仕方がないといったところでしょうか。また、ゲームでの利用時間の増加も明記されており、ゲームはかなり重要な要素になっている事が窺えます。

で、上記の話題で気になるのは、スマホ利用者の増加が鈍化している、というところです。鈍化したといっても、19%上がっているならまだ勢いがあるといってもおかしくはないわけですが……。それはともかく、年齢で見ると30歳以上あたりからスマホでのインターネット利用時間が減ってきています。つまりは、若い人ほどすぐスマホへシフトしたという事になります。

と、ここらへんでゲームブログらしく、ゲームの視点で見てみましょう。ココで言うPCというのは、それこそSteamのような本格的なモノからDMMのようなブラウザゲーム等々まで幅広く存在しています。ゲームにかける時間も、幅広くあります。 その一方で、スマートデバイス向けは基本的に短時間でお手軽に遊べるようなモノが多いです。いやまぁ、スマートデバイス向けでも長時間遊べるモノもあるわけですが、どちらかと言えば短時間なモノが多い。そこらへんは、好みの問題ですし、年齢的なモノや過去のゲーム体験等々も影響している事が何となく見えて来たりするわけです。そういった意味では、若い人向けの市場か、リッチな体験ができる市場かの違いとも言えるかもしれません。

大手がスマートデバイス向けへとシフトする背景には、スマホユーザーが増え続けているという背景がありますが、報告にもあるとおり鈍化していく事も予想されます。はてさて、今後のゲーム市場はどうなっていくのか、ゆったりと眺めておきたいモノですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第824回:2015年冬には、スマホでネットをする人がPCでネットをする人を上回る可能性があるそうですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:2015年冬には、スマホでネットをする人がPCでネットをする人を上回る可能性があるらしいよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。スマホが標準的に使われる時代か。

しょぼーんさん:まぁいつかはそうなるんじゃない? でも、必ずしもスマホでネットをするかといったら、みんながみんなそうではない、という事も言える気はする。……わたくし、1日中PC付けっぱなしですし……。

しゃきーんさん:……そういう人は少ないと思うぞ?

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