連載:気まぐれゲーム雑記 第795回:YouTubeのゲーム関連動画の視聴は、97.6%がファンメイドの動画だそうです
動画遊びはどこまで宣伝効果があるのか?
どんどん動画を増やしていくことこそ、宣伝になる
AZです。中東の紛争が起きている雰囲気満載な某国から1秒間に25回程度アクセスされるという、いわゆるDoS攻撃まがいなアクセスを受けてブログが落ちそうになったわけですが、リニューアル直後の場末のゲームブログに何様かと思ってしまいました。あ、そのアクセス自体は丁重に遮断しております。
それはさておきまして、YouTubeのゲーム関連動画について、公式チャンネルの閲覧比率が低いと言った話題が出ております。
ゲームマーケットリサーチ企業Newzooと動画ブランディング企業Octolyが公開した3月のデータでは、ゲーム動画における視聴比率の97.6%が非公式のファンが作成した動画であると報告。視聴者数が多いゲームタイトルのTOP20を掲載し、それぞれのタイトルにおけるファンビデオの視聴比率を明らかにしています。
ゲーム動画の中で圧倒的な支持を得ているのは、言わずと知れた『Minecraft』で、1ヶ月間に39億3400万ビューを獲得し、ファンメイド動画の視聴比率は99.9%。2番目には『Grand Theft Auto』がランクインし、ファンメイド動画視聴比率が99.3%の13億9300万ビューを記録しています。
また、8位にランクインしている『スーパーマリオ』は先月と比べて、視聴数が450%増加したとのこと。理由には任天堂のCreators Programの影響によるものと見られる動画数の増加を挙げています。
[引用元:Game*Spark]
まぁ、動画が作られるだけでも良しとしたいところですかね?
この話題は、「公式チャンネルの動画数が少ない」ことと「ファンメイドの動画が増加傾向にある」という比較話である事に間違いありません。ですが、重要なのは「公式チャンネルの視聴比率が少ない事が問題ではない」という事です。
公式チャンネルの動画は、そう多いわけでもありません。よほどの人員がいない限りは、たくさんの動画を用意するのは難しいでしょう。となると、動画で宣伝する人達は誰になるのか、ということになるわけですが、それがファンメイドな非公式の動画になっているのが現状なわけです。つまり、宣伝面だけを考えれば、ファンメイドの動画でごった返した方が理想であると言えます。
すでに、ファンメイドな動画が宣伝の一翼を担っているのは明白な動画事情ですが、問題点は2つ。法的な対処と、公式がコントロールできないという点が上げられます。コントロールできない分、話題になれば一気に加速する事も予想されますが、必ずしもそういった状況を作れるわけではないというのがネックと言えばネックでしょうか。宣伝にかけられる予算をどう扱うのか、悩ましいところかもしれません。
ファンメイドな動画が増えていくという事は、それだけ視聴される確率も増えていくことになり、それがより強い宣伝へと繋がっていくというのが、今のゲーム動画に関する在り方にも思えます。日本でも、今後どれくらいメーカーが柔軟な姿勢をみせるのか、楽しみにしておきたいですね。
[情報元:newzoo(海外サイト)]
:YouTubeにあるゲーム動画について、視聴されているのは97.6%がファンメイドらしいぞーってなお話です。
:まぁ、人気タイトルが多ければ多いほどそうなるのは必然とも言えるよな。
:そういうことなんだけど、むしろほぼファンメイドで占められた方が人気の後押しをしているという証明でもあるのだ、と思うわけです。それは決して悪い事じゃないよ。……動画も、丁寧に作ればなんだかんだと面白いしネー。
:……作ると言いながら、全然作れていないのが我らにとっての課題だがな。