連載:気まぐれゲーム雑記 第785回:GameBank曰く、「国内最大のオンラインゲームパブリッシング会社となる」
気まぐれゲーム雑記
第785回:GameBank曰く、「国内最大のオンラインゲームパブリッシング会社となる」
スマホは当たり前の時代に突入
スマホを含めた上で、家庭用ゲーム機はどうやっていくのか
AZです。スクエニのカウントダウン系アピールは、「某名作を匂わせる→メディアが煽る→期待にそぐわない(主にスマホ化)→あなたの忍耐に感謝」までの一連の流れが定番化した中で、何を見せようと言うのかが楽しみです。ちなみに、次は4月13日頃に情報が出るようです(HTMLソース参照)。
それはさておき、Yahooグループ傘下のスマホゲーム事業を手がけるGameBankが「201X年までに、国内最大のオンラインゲームパブリッシング会社となる」と目標を掲げたそうです。
この3年間、社を挙げて「スマデバ(スマートデバイス)ファースト」を推進、現在では約4,300万人いるスマートフォン利用者の中でYahoo!JAPANの利用者数は約3,900万人にのぼり、スマホ利用者の約90%がYahoo!JAPANを利用している状況となっています。
~中略~
同社のビジョンについて。「1億総ゲーマー」というビジョンを掲げ「1億=日本人全員」が「ゲーマー=ゲームを愛する」ような形にしていきたいと意気込みを見せました。日本人のほとんどのユーザーがヤフーのサービスを利用している背景から、こういったユーザーに対してGameBankが送り出すゲームタイトルをきっちりと届けていきたいとのこと。
~中略~
ここ最近のゲームアプリ市場は踊り場にきていることを指摘。ただ椎野氏自身は「今は素晴らしい時代」と持論を展開します。ほぼ100%オンラインに接続しており、コンシューマ機に匹敵する処理速度が実装されハイエンド化が進み、20代に関しては約83%の人がスマートフォンを持っている形となっています。こういったスマデバ全盛期の背景があることに加えて、お金を支払ってまでゲームをプレイしなかったユーザーが「フリーミアム」という新しいビジネスモデルが浸透することによって、ゲームに触れる機会が増えてきています。
~中略~
ヤフーが保有する90%以上のリーチ率(集客力、課金ユーザー、ノンゲームユーザー)を活かし「1億総ゲーマー計画」を推進していきたいと同社のビジョンを語りました。
~中略~
最後に「201X年までに、国内最大のオンラインゲームパブリッシング会社となる」という事業としてのゴールを示し、この壮大なゴールを成し遂げるためには、GamaBankの力だけでは難しいと椎野氏は語ります。
[引用元:インサイド]
さて、どうなりますかね?
Yahooグループですので、充実した資本と巨大な宣伝媒体、更にはデータ収集能力と分析には非常に長けている事が容易にわかる話ではないでしょうか。それにしても、20代のスマホ普及率は83%という数字は、時代が確実に進んでいる事を伺わせるのもわかりますし、3900万も分母があればある程度のヒットは見込めそうな気がしないこともありません。「1億総ゲーマー」は、お年寄りもある程度考慮しないといけない部分はあるとも思えちゃいますけど。
現在、スマートデバイス方面のいわゆるモバイル市場は、以前ほどヒットタイトルを生み出すのが難しくなってきているようには思えます。開発費の高騰が伝えられる中、最終的には中身が問われていく事になりますし、GameBankがどのようなタイトルを出しながら攻めてくるのかは、生暖かく見守っておきたいモノはあります。……なんとなく、ある程度乱発してきそうな気はしますが。
先日のレベルファイブの新作の半分以上がスマホだった事やIDで囲い込みをかけようとしている事でも痛烈に感じましたが、スマートデバイスを視野に入れるのは当たり前な時代になりました。むしろ、家庭用ゲーム機の場合はそこへどうやって導くのかが最大の課題とも言いましょうか。色んな意味で、家庭用ゲーム機はスマートデバイスからみれば「コア」なモノになったのだとも言えます。
ともあれ、「国内最大のオンラインゲームパブリッシング会社」になろうという野望を全力でやってくるであろうGameBankが今後どんな存在になっていくのかは、モバイル市場に興味がなくとも何となくは見ておくといいかもしれません。Yahooグループである事を最大限利用したGameBankの戦略を生暖かくウォッチしながら、家庭用ゲーム機も賑わっていく事を期待したいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:Yahooのスマホゲー部門的会社GameBankが、国内最大のオンラインゲームパブリッシング会社になる! って野望を掲げておられますよーというお話です。
:まぁ、Yahooならある程度のところまではできるのかもしれんなぁ。
:スマホの場合、家庭用機と圧倒的に違うのはその普及度だからね。それだけ分母があれば、ある程度見込みはあるんじゃない? とはいっても、面白いゲームがなけりゃ話にならんわけで、どんなものを出すのか次第にも思えてならんけど。……とりあえず、1億総ゲーマーはキャッチコピー的なモノなんだろうなぁ。
:コレ関連の話題は、年齢別の普及度が知りたいよな。マジで。
:
:
:
: