連載:一週間(2015年2月1日~2月7日)を振り返るコラム的な何か 第129回:任天堂が色々大変らしい一週間
一週間を振り返るコラム的な何か
第129回:任天堂が色々大変らしい一週間
今年も今年で頑張るしかない
AZです。真面目にリニューアル作業をしていると、ゲームをする時間がまるでない事に気づきました。
さて、2015年2月1日~2月7日までの間に一番見られた記事は、「日経曰く「Wii U版スマブラのCMを流したらWii U版は売れず、3DS用スマブラが品薄になるという珍事が起きる」」でした。なんだか、最近の新聞は書く内容の傾向がわかるような感じがします。また、「セガが構造改革の実施を発表、国内外で体制が変化しそうな件」もよく読まれていたようなので、セガの行く末でも案じてみようかと思う次第です。
任天堂に期待しすぎ?
日経が任天堂の苦戦を伝えたのですが、「Wii U版スマブラのCMを流したらWii U版は売れず、3DS用スマブラが品薄になるという珍事が起きる」という、本当なんだかどうか検証しがたい内容が書かれていたわけでして。まぁ、日経としては、任天堂らしい営業利益にならないと、それはそれで叩きようがあるという所なのかもしれません。
任天堂の岩田社長曰く、市場が望む任天堂らしい数値は営業利益1000億円という事を発言していましたが、今のゲーム業界はビジネスのやり方等々が色々と変化してきている中で、世界的なプラットフォームのシェア率が低いWii Uや3DSでは、実現させるには簡単にはできない事でしょう。そりゃ、ある程度健康事業に注力する姿勢になるのも頷けるところにはなります。……あれはあれで未知数ですが。
話を戻しまして。日経や産経、朝日、東洋など経済を扱っているメディアは、その傾向がうっすらと見えてきます。今回の決算で、任天堂は業績予測を下方修正しながらも、一応黒字は確保できたわけで、ここ数年の赤字続きだった流れを見れば結構健全化されてきた印象はあります。しかして、下方修正された事がピックアップされる流れでした。両方の論調があっても良い様な気はしておりましたが、やはり任天堂に期待する何かが大きすぎる気にもなります。
とはいっても、黒字化したところで今後は3DSやWii Uの次をどうしていくのかという事や、健康事業にかかる予算など問題も山積している事に間違いはありません。どこまでもマイペースではありますが、我が道を突き進み続けて欲しいモノですね。
セガらしいリストラ?
セガが、自社の構造改革を発表しました。アミューズメント事業を縮小し、PCやモバイルのデジタルゲーム事業をメインに見据えて、人員再配置やリストラを実施する、というのが主要な話になっています。
セガのリストラと言えば、何だかことあるたびに問題となった気がしないこともありませんが、企業としてリストラを推し進めるというのは、今後色んな問題が山積する事が予想されます。希望退職の場合、能力があって優秀な人は自分のやりたい事を実現するために抜けるというケースが多々見受けられるからです。
元より、昨年のセガサミー株主総会あたりで、よほどの確信がない限りは新規タイトルにチャレンジはしないという発言があったような気はしておりますが、今回の家庭用機や業務用の縮小案はかなり大ナタを振るったという事でしょう。サミーではなく、セガ側の業績が安定していなかったのは事実ですし、今だからこそ本格的にシフトするというのは仕方がない事なのかもしれません。
セガが今後、どういった方針でやっていくのかはまだまだ見えてきませんが、リストラも終わる来年以降あたりから本格的に新しい何かが見えてくるという事になりそうです。家庭用機向けに何か出してくるような事があるのか否か、生暖かく見守っておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:今週は、任天堂関連が一番見られてたよーってなお話です。
:ついでにセガの話題もな。
:任天堂は現在進行形でハードの売れ行き的な問題が問われているのだろうなぁと。とはいっても、そもそもに期待しすぎている感はあるから、もうちょっと生暖かく見守ろうぜ? という事で。……セガも見守るしかないですけどネー。
:セガはほんと、シリーズモノしか出さなくなったからなぁ……。セガに限らず、他の大手も基本的にシリーズモノだらけな気もするが。
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任天堂がヤバいなら1700億も赤字出してるソニーはもっとヤバいのでは?
ちょっと任天堂に対してネガティヴな記事書き過ぎじゃないですか?