連載:気まぐれゲーム雑記 第547回:「Bloodborne」のディレクター宮崎英高氏がフロムソフトウェアの社長になる条件は、現場を離れない事だった件
気まぐれゲーム雑記
第547回:「Bloodborne」のディレクター宮崎英高氏がフロムソフトウェアの社長になる条件は、現場を離れない事だった件
現場第一主義の人は好感が持てます。
作り手の考えに共感するからこそ期待したくもなる
AZです。LINEの問題が緩やかに広がっているようですが、LINEを使っていない身としては何ら問題はなかったと遠巻きに物事を見守る姿勢でおります。
ところで、E3でのデビューから日本で話題となった「Bloodborne」ですが、フロムソフトウェアの社長にして本作のディレクターである宮崎英高氏が、社長になる条件は現場を離れない事だったというのを語っています。
4Gamer:
社長という立場で,どこまで宮崎さんが現場を見られるんだって疑問――というより“心配”がファンの中にはあると思うんです。本作では,宮崎さんはあくまでディレクターなんですよね? プロデューサーではなくて。宮崎氏:
そうですね。本作「Bloodborne」については,私はディレクターで間違いありません。4Gamer:
おお,それはよかった! ……でも,社長業との兼務ってできるものなんですか?宮崎氏:
まあ,なんとか。「DARK SOULS」の反省もありますし,今回はディレクタークラスの人間にサポートに入ってもらっていたり,色々と工夫はしています。
今回は「Bloodborne」のインタビューなので,社長云々で長話はよくないと思うのですが,端的に言うと,私がゲーム制作の現場から離れないというのは,社長の話を受ける条件でしたから。[引用元:4Gamer.net]
実に素晴らしいですね。
4Gamerでも書かれている通り、宮崎英高氏は今の日本のゲームシーンにおいて最も注目されている人物の一人である事に違いはありません。デモンズソウルの時からそれは感じていますし、ダークソウルでの失敗した事もきちんと反省として踏まえながらの新作ともなれば、期待が高まるのも頷ける話と言えます。
日本産のタイトルで、海外でも結果が出せるモノというのはずいぶんと少なくなりました。E3にて、日本メーカーの話題があまり出て来なかったというのがその象徴とも言えましょうか。日本でもずいぶんと海外ゲームが出てくるようになった事は海外ゲーム好きとして大変喜ばしい限りですが、何となく昔のような賑わいがない部分を感じている人もいるかもしれません。
そういった意味で、日本でも期待されているクリエイターの一人である宮崎英高氏が現場に立って、世界にも通用するであろう「Bloodborne」を手がけるという事には大きな意味があるとも感じております。PS4を上手く牽引できるかどうかも掛かってくるとも思えば、やはり期待せずにはいられません。
PS4だけに限らず、Xbox One、Wii U共に賑わってこそゲーム業界が良い方向に進んでいけると思っていたりもします。どのメーカーも、日本人をターゲットにしながら世界で評価されるようなタイトルが出てきてくれる事を願いたいモノですね。……ついでに、PCも入ってきてくれれば言う事もなくなるわけですけど。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:宮崎英高氏は現場第一主義ということのようだから「Bloodborne」は安心しとけ! ってなお話です。
:まぁたたき上げみたいな人が社長になっても現場に立つってのは共感が持てる話だな。
:良い事だと思うよ? やっぱり、そういう人って謎の説得力を持ってるし。もちろん期待感が高まるというだけで、出てくるモノが必ずしも面白いとは限らないんだけど、それでも期待値はずいぶんと変わるわけです。……携帯機や据え置き機に限らず、どんなハードでも「ゲームを楽しむ」というスタンスで盛りあがって欲しいもんですなぁ……。
:何はともあれ、PS4を牽引してくれるほどのタイトルになるのかどうかを見守るとしようかねぇ……。
:
:
:
: