連載:気まぐれゲーム雑記 第689回:F2Pのゲームやアプリに課金しても良いという20代は4割、確かに時代は変化しているようです
気まぐれゲーム雑記
第689回:F2Pのゲームやアプリに課金しても良いという20代は4割、確かに時代は変化しているようです
とはいったところで、どんなゲームか次第でもあるわけですが
「儲けるためのゲーム」と「楽しむためのゲーム」
AZです。選挙が終わって騒がしい日常も終わりを告げるのだと思っていたら、今度は年末で飲み会の人達が叫ぶ時期になってしまいました。
それはさておき、SMBCコンシューマーファイナンスが「20代の金銭感覚についての意識調査」を実施した結果がホンノリと話題になっているようです。
スマホのアプリやWebサービスなど、“基本無料”で使えるコンテンツへ、対価の支払いをしたいと思うか聞いたところ、<ゲームやアプリをもっと楽しめるようにする追加購入>では「積極的にしたいと思う」が 5.3%、「してもいいと思う」が 34.9%となり、それらを合計した『支払いに前向き』な割合は 4 割(40.2%)となり、「したいとは思わない」は 6 割(59.8%)となりました。基本無料のコンテンツは無料で楽しめる範囲で利用したいと考えている方が多数派ですが、機能の追加や DLC(ダウンロードコンテンツ)の購入などの、“もっと便利に楽しく”を目的とした支払いに対して前向きな姿勢を持つ方は 4 割存在するようです。
[引用元:SMBCコンシューマーファイナンス(PDF)]
思っているよりは多そうですね。
昨今の日本におけるコンシューマーゲームは、端から見ている限りだともの凄く稼げているとは思いがたい。当然ながら、コーエーなどしっかりと利益を出せているところがあるのも確かですが、コンシューマーよりもスマホや一部のブラウザゲームに見られるF2Pタイトルの方が、「稼ぐ」には有利であるというのは誰もが分かっているところではないでしょうか。
今回のアンケートはあくまでも20代の若者世代をターゲットにしているというのがポイントですが、今のコンシューマー市場のメインとなりそうな年齢層はどれくらいなのかが気になるところにもなります。それと同時に、徐々にそういった少額課金(いわゆるマイクロトランザクション)をしていく事が「当たり前」となっていく未来も見えてきます。すでに、浸透してきているという事なのかもしれません。
いわゆるF2Pは、基本的に企業が「儲けるためのゲーム」である事がベースにありがちです。もちろん、そうじゃなくて「楽しむ」事を重視したモノがあるのも否定しませんし、そうじゃないとツマラナイゲームだらけになってしまいますのでむしろ困ってしまうわけですが、今は「儲ける」事に比重が置かれたゲームと「楽しむ」事に比重が置かれたゲームに分かれているのが現状でしょう。
開発する側は、当然ながらビジネスがベースにあるため「儲ける事」が最優先になります。その上で、どれだけ楽しませるのかが娯楽企業としての見せ所になるわけですが、「楽しませる」という部分が上手く機能している企業はそう多くもないような気にはさせてくれます。はてさて、来年以降日本のコンシューマー市場がスマートデバイス市場とどのように比較されていく事になるのかをユルッと見守っておきたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:今の若者風な20代はF2Pのゲームに課金する派な人達が4割いるとさーってなお話です。
:思ったよりは多いのかネェ?
:ま、そんな感じだね。でもさ、実際そういうサービスがあったら利用するのは当然じゃなかろうかと。最終的に、もっとスマホとかスマートデバイスが普及すりゃ、雑誌だって少額課金でサービス運営していく事も考えられるし。これもまた、時代のシフトなのだろうとも思うよ。……とはいったところで、コンシューマーがなくなったりはしませんけどネー。
:日本のコンシューマーを手がけるメーカーさんは、多くの人が「欲しがりそうな」ゲームをどんどん作って欲しいもんだなぁ。
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今の時代DLC無しじゃゲームとして成り立たないのが多いからなぁ