連載:一週間(2016年2月21日~2月27日)を振り返るコラム的な何か 第179回:アトラスがWEBアンケートを実施した一週間

アトラス

メーカーがターゲット層を正しく模索する時代

寒い日が続きます

AZです。よくコタツで寝てしまうタイプです。

さて、2016年2月21日~2月27日までの間に一番閲覧数が多かった記事は、「アトラス、これからのタイトル開発のためプレイヤーに向けて「2016年アンケート調査」を開始」でした。こういった記事が一番見られるというのは、アトラスの人気も流石だと思うほかありません。そんなわけで、アトラスの今後を少しばかり振り返っておきましょう。

実は色んなところに色んなゲームを出せるアトラス

アトラスと言えば女神転生なわけですが、そんな「女神転生」シリーズは3DS、もう一つの主軸である「ペルソナ」シリーズはPSハードと両輪をうまく使い分けているかの印象となっています。他にも、3DS向けに最新作も期待されている「世界樹の迷宮」シリーズや「デビルサバイバー」シリーズ、色んな意味でターゲット層が独特だったWii U向けの「幻影異聞録#FE」など、実はかなり幅広いハードを網羅しているメーカーとも言えます。ついでに、開発会社であるヴァニラウェアとのタイトルとして「オーディンスフィア」や「ドラゴンズクラウン」を有しており、今後は「十三機兵防衛圏」が注目の一作と言って良いでしょう。

そんなアトラスではありますが、WEB上でのアンケートは続編を買うかどうかやハードに関する事、ゲーム内容の好みなど、結構深いところまで質問しているアンケートになっていました。アンケートの集計で票が多かった部分は、それ相応に今後のアトラスタイトルへと考慮されていくでしょう。自分のアンケート結果が、果たして多数なのか否かも、何となく見えてくるかもしれません。

今や、スマホから家庭用機、さらにはPCといった市場が乱立する中で、メーカーはどこに注力すべきかを慎重に考えていく必要があります。会社の体力的にマルチデバイスで出せれば言うこともないわけですが、どのメーカーもそういった方針をとれるわけではありません。それに、日本の場合PCゲーム市場は何とも言いがたいところでもあるわけですし、アトラスのようにあくまでも日本が主体だと、市場環境が厳しくなる中でのアンケート調査は有効な手立ての一つには違いないでしょう。

今後も、任天堂のNX情報やタイトル充実していくPS4の行く末、Windows10との融合を推し進めるXbox Oneなど、まだまだ市場環境が大きく変化する要素はしっかりと存在しています。そういった中で、メーカーはどこにニーズがあるのかを読み取っていく必要性が高いのは言うまでもありません。どのメーカーも、うまくゲーム市場がもりあがっていくように良作を作り上げながら、市場動向を読み取っていって欲しい限りですね。

連載:一週間(2016年2月21日~2月27日)を振り返るコラム的な何か 第179回:アトラスがWEBアンケートを実施した一週間に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:アトラスのアンケートニュースが話題だったよーってなお話です。

しゃきーんさん:去年もやってたし、それ相応にちゃんと考えてるって事なんだろうな。

しょぼーんさん:そだねぇ。やっぱりプレイヤーの声ってのは、ある程度考慮する必要はあると思うよ。もちろん、それがすべてというわけじゃないから、その采配をどうするのかがメーカーに求められるところなんだろうけどね。……とりあえず、ヴァニラウェアのタイトルに期待しているので、そろそろ続報を一つくらい下さい。

しゃきーんさん:……ヴァニラウェアは、開発期間が長かった気がするからなぁ……。

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