経済は生き物です。
最適化されていく市場。
アーケードをどうやって盛り上げるのか
AZです。いちフリーランスでお仕事をしている身としましては、「金銭的なモノは出せませんが、○○して下さい。」というメッセージを見ますと、大変憤りを感じます。
さて、2015年8月30日~9月5日までの間に一番見られた記事は、「ゲームセンターの市場規模は7年間で43.9%減るという厳しさ」でした。50%近い下落率は、家庭用機市場の比ではありません。そんなわけで、アーケード市場を今一度ゆるっと見てみましょう。あ、MGS5:TPPのファーストインプレッションは明日出せると思います。
起爆剤や如何に
日経によれば、「ゲームセンターの市場規模は7年間で43.9%減」という厳しい環境にあるとのことで。流石にそれだけ落ちるとなると、事業そのものをたたむ企業も少なくはない事が窺えます。
日経では落ち込んだ理由としてスマートデバイスのオンラインソーシャルゲームを挙げていますが、当然ながら理由はそれだけじゃないでしょう。F2Pなど、新しいビジネスモデルが入ってきた事や、7年も経てば市場のメインたる顧客の変化が起こるのも自然な事です。
注目されるのは、やはりアーケードに人をどうやって呼び込むかであり、そりゃまぁゲームをする場なのだからゲームで呼び込むしかありません。セガの「艦これアーケード」やスクエニの「ディシディアファイナルファンタジー」、他にもバンナムの「鉄拳」シリーズや「ポッ拳」、カプコンの「ストリートファイター」シリーズなどメインをアーケードに据えたタイトルが多いというあたりで、どれだけの魅力をアピールできるかが焦点になっていく予感がしないこともありません。
アーケード市場は色々と厳しいですが、店舗を抱え込むメーカーは「集中と選択」をおこなって整理しているような状況ですし、今後も市場がより最適化されていく事が予想されます。各メーカーのタイトルによって、上手く賑わう事を期待したいモノですね。