連載:気まぐれゲーム雑記 第960回:2015年の国内ゲーム市場規模は昨年比で87.1%となったようです

市場規模が粛々と縮小中

2016年は市場が拡大するかどうか

AZです。対処に困るメールが来た場合の対処法を考えたら、1日が終わってしまいました。

それはさておき、ファミ通が2015年の国内家庭用ゲーム市場規模を公表しています。

【各ハードの販売台数】

  • ニンテンドー3DS:218万9900台(2003万6956台)
  • プレイステーション Vita:95万9342台(438万2417台)
  • Wii U:82万304台(294万3587台)
  • プレイステーション4:120万5163台(213万0733台)
  • プレイステーション3:18万8207台(1020万6741台)
  • Xbox One:1万8093台(6万4051台)

【年間ソフト販売本数 TOP10】

  • 1位:3DS/モンスターハンタークロス:244万1977本(244万1977本)
  • 2位:3DS/妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊:196万5202本(196万5202本)
  • 3位:3DS/どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー:128万2880本(128万2880本)
  • 4位:Wii U/Splatoon:106万4897本(106万4897本)
  • 5位:3DS/ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君:86万4865本(86万4865本)
  • 6位:Wii U/スーパーマリオメーカー:67万4194本(67万4194本)
  • 7位:3DS/モンスターストライク:63万6709本(63万6709本)
  • 8位:3DS/妖怪ウォッチ2 真打:62万5223本(263万2550本)
  • 9位:3DS/リズム天国 ザ・ベスト+:60万7343本(60万7343本)
  • 10位:3DS/ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国:53万8669本(53万8669本)

2015年の国内家庭用ゲーム市場について

2015年の家庭用ゲーム市場は、ハードが昨年対比91.5%の1300.5億円、ソフトが同84.3%の1909.1億円、合計で同87.1%の3209.7億円となりました。

~中略~

2015年のゲーム業界では、『モンスターストライク』の大躍進など、スマートフォン向けのタイトルも多くの話題を集めました。2016年も『Pokémon GO』など、注目の作品が少なくありません。そのほか、VR(バーチャルリアリティ)デバイスのような新しい機器の登場や、家庭用ゲーム市場においては任天堂の新ハード“NX”(コードネーム)の動向、『ドラゴンクエスト』30周年といったトピックが挙げられ、2016年もさらなるゲーム市場の拡大が期待されます。

[引用元:ファミ通.com

軽快に右肩下がりですね。

ざっとここ2013年から振り返って見ても、家庭用ゲーム機市場規模はひたすらに右肩下がりになっています。(2013年2014年)元々市場規模の縮小はここ数年ずっと言われ続けていた事ですし、2015年も同じような結果になっただけの事とも言えましょうか。それに、ファミ通の2015年まとめ的な一文だと「モンスターストライク」や「Pokémon GO」などのスマートデバイス方面な話を書いているくらいですし、家庭用ゲーム機の市場規模を広げるような話題はそう多くなかった事もうかがえます。

ゲームソフトの方を見てみると、任天堂ハードのタイトル群が並ぶ結果になっており、これもまた実はここ3年を見ても似たような感じになっています。任天堂ハード以外のタイトルは、2014年にGTA5がランクインしたくらいです。ソフトが売れない理由は、情報の透明化やら何やら色んなモノがあるので何とも言い様はないところですが、今回のランキングだけを見れば、やはり子供を中心としたライト層を取り込める強さがうっすらと見え隠れするところでしょうか。各社が、子供層を取り込もうとした動きが顕著だった理由もわかりそうなモノはあります。

一方で、2016年はPS4が飛躍するかどうかに注目が集まります。ドラクエやFFといった、いわゆるライト層をも引きつける事ができるタイトル群が予定されているのが注目点でしょう。他にも、任天堂はNXの情報を何かしら出してくる事が予告されています。あとは、大手メーカーを筆頭にどれだけ「家庭用ゲーム事業」を根気強く続ける事ができるかという体力勝負にも思えたりしないこともありません。……去年話題になった某社のように、「儲かる市場へ行く」というのは上場企業としてある程度自然な事でもありますので……。

市場規模が下がれば、それだけ他の市場へ目を向ける企業も多くなるわけですが、残った市場のうま味もあるのでそこらへんは各企業によって色々と采配が変わってくるところになります。2016年はそういった盛り上がりを見せるのか、楽しみに見守りたいですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第960回:2015年の国内ゲーム市場規模は昨年比で87.1%となったようですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:2015年の国内ゲーム市場規模は昨年比87.1%だったらしいよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。これまた順調に右肩下がりだな。

しょぼーんさん:そだねぇ。もう家庭用ゲーム機だけでやっていくにゃ厳しいってのはどのメーカーを見ても答えは分かってる話なんだけど、各メーカーがそれぞれ注力する比重が重視されるのかな? とは思う。それに、市場規模が小さくなったところで残るところは残り続けるだろうしね。……2016年は、ぼちぼち盛り上がって欲しいねぇ……。

しゃきーんさん:ま、なるようにしかならん話ではあるが、より良い動きになることを期待したいもんだな。

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