連載:気まぐれゲーム雑記 第897回:「レインボーシックス シージ」にキャンペーンモードは非搭載となる事が判明

キャンペーンをやりたがる人はどこへいく?

対戦が主軸だからこそ、この風潮は強くなる

AZです。最近“取り戻す”といった趣旨の言葉を見かけたのですが、そもそも失っていない場合はどうするのだろう? と考え込んでしまいました。

それはさておき、「レインボーシックス シージ」にキャンペーンモードは非搭載となる事がアートディレクターのScott Mitchell氏が明かしています。

Ubisoftが『Rainbow Six: Siege』にはストーリー・キャンペーンを収録しないことを明らかにしている。

Scott Mitchell(アート・ディレクター)
ストーリー・モード自体は存在しない。訓練では、様々なオペレーターやデバイスを体験することができる。全てのマップで、協力プレーで敵AIを相手に闘うこともできるんだ。マッチのカスタマイズも可能なので、それが我々の提供するシングルプレーになる。

かなり良く出来た訓練場だし、PvPと同じコンテンツをアンロックできる。StarやRenown Point、新たな隊員を獲得できるんだよ。

[引用元:Choke Point

まぁ、時代の流れというヤツですかね。

大半のキャンペーンモードは、一人で黙々とチュートリアルを交えながらストーリーを楽しむモノになっています。ですが、そのようなキャンペーンモードがないタイプの作品は対戦がメインになっているモノが多く、“Titanfall”や“Evolve”“Star Wars: Battlefront”などはキャンペーンモードがない作品として知られているところでしょう。ついでに、PS3版「Call of Duty: Black Ops 3」もキャンペーンモードはない(PC/PS4/Xbox One版にはある)ことが伝えられています。

「レインボーシックス シージ」も、マルチが主体である事はすでに伝えられていましたし、キャンペーンモードがなくなるのも時代の流れのような気はします。当然ながら、ちゃんと一人で訓練できる事をアピールしているので、そこまで問題もなさそうな雰囲気はしますが。

その一方で、マルチプレイを排除しシングルプレイに特化した“Dishonored”や“Deus EX”などを見てみると、何を主軸に楽しんでもらいたいかで、キャンペーンモードの有無が発生する事も何となく見えてきます。対戦をたくさんしたい人からすればキャンペーンモードは面倒なモードでしょうし、開発側もプレイヤーによるキャンペーンモードのクリア率など多くの要素からそう判断した様に思えてなりません。もちろん、続き物である場合はストーリーのつながりがどこかで欲しいと言うのも十分に理解できますが……。

今後、こういった流れがより強くなるのかどうかはわかりません。キャンペーンモードを求める声が出てくるのも事実でしょう。それはもう開発のさじ加減次第であり、予算なり何なり色んな都合により決定されていく事にも思えます。こういった流れが当たり前になっていくのかどうか、しかと見守っておきたいですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第897回:「レインボーシックス シージ」にキャンペーンモードは非搭載となる事が判明に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:「レインボーシックス シージ」にキャンペーンモードは非搭載らしいよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。まぁある程度仕方がないのかねぇ?

しょぼーんさん:どーだろう。一応ストーリーも続いていたのだから、気になってる人はいるんじゃない? でも、そういった声が出るのも覚悟の上でキャンペーンを削ったとなれば、色んな事情があるのだろうとも思うよ。……わたくし、対戦がメインのモノでもストーリーしか追わないケースが多いです。

しゃきーんさん:……そりゃ、好みの問題だわな……。

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