連載:気まぐれゲーム雑記 第1010回:ぷよぷよのe-Sports化を目指したはずの「マジカルストーン」がサービス休止を発表

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マジカルストーン

感情と理性が入り交じる展開に一時休止。

闇が深すぎて感情と理性がごちゃ混ぜになりやすい問題だった

AZです。ダークソウル3のボッチ旅が終わりました。レビューは、ゴールデンなウィーク時に公開予定です。

それはさておき、ぷよぷよのe-Sports化を目指したはずの「マジカルストーン」が休止を発表しました。

まぁ、こうならざるを得なかった流れですね。

本件をサラッとおさらいすると、次のような流れでございます。

  1. れそ氏、ぷよぷよのプロチーム「Samurai Frontier Gaming」を立ち上げを発表(ご本人は選手じゃない)
  2. ぷよぷよのe-Sports化を目指し、れそ氏がぷよぷよの関係者(セガの人)に「ストーリーやキャラクター、商標などを侵さない範囲で」あれば自由にやってよいという言質をとって、ぷよぷよ通をベースにクローンゲーム「マジカルストーン」を制作しベータテストを開始
  3. プロチームの立ち上げに関与したれそ氏が開発に関与してるなども含め、クローンゲームについての賛否が起こる
  4. れそ氏が、Magical Stone公認攻略サイト「e-Sports Runner」の運営会社「株式会社FanGames」に関与している他にも、RMT事業やBOTプログラムを販売する会社運営に関与している事が指摘される
  5. セガ、「公式に許諾した事実はない」事を発表
  6. Magical Stoneのセキュリティ面で問題が指摘される
  7. れそ氏、RMT事業をおこなっているのを認め、Magical Stoneに専念したいとしてドラクエ10のRMT事業撤退を発表
  8. Steam Greenlightから削除
  9. プロチーム「Samurai Frontier Gaming」の所属選手が、次々にぷよぷよでの活動休止などを発表
  10. プロチーム「Samurai Frontier Gaming」が解散を発表
  11. Magical Stoneの公式大会中止を発表
  12. Magical Stone、正式にサービス休止を発表

だいたいこんな感じでしょうか。おおまかには状況が把握できるかとは思います。

本件は複雑な問題がいくつも絡み合っている状態で、ひとまとめにして語ると誤解が起きやすいのも間違いないことでしょう。よって、問題をいくつか切り分けていくことにします。

RMT問題について

まず、れそ氏は3つの会社に関与しているのが明らかになっています。「Magical Stone」の開発運営をしている“GameFactory”、e-Sports情報の紹介や攻略などを行うサイト「e-Sports Runner」の運営会社“FanGames”、そしてRMT事業やBOTプログラムを販売している会社の3つになります。で、各会社の役割というのは、GameFactoryが運営開発、FanGamesがプロチームとMagical Stoneの広報、RMT事業が軍資金稼ぎに該当します。ただし、「e-Sports Runner」の運営会社“FanGames”は、れそ氏について会社設立時に一部出資を受けたのは事実としながらも、現在経営に関わりはない事を明言しています。

今回、特に一番問題視されたのはRMT事業なわけですが、ドラクエ10などRMTを禁止しているゲームで得た金銭で自分が応援するゲーム事業を盛り上げていこうというのは、そりゃまぁドラクエ10を楽しんでいる人たちからは反感を買って当たり前でしょう。ゲーム以前の、倫理的問題だというのが優先されてしまうのは、もはややむなしという他にありません。ついでに、プロチームの人たちはRMTについて知っていた派と知らなかった派にわかれたわけですが、知らなかったのならともかく、どんなにぷよぷよが好きでもRMTについて知っていたならそれがどれだけ不味いのかを理解しないままプロを名乗っていたというのは、流石にアレなところがある気がしてなりません。誰か大人が止めるべき案件でしょう? といった気分にはさせてくれます。

クローンなゲームだった事について

クローンについては、何とも言いがたいところはあります。今までだって“どこかで見た何か”的なクローンなゲームが多々でてきており、それでいて成功した例があるのも否定できません。かといって、すべてがそのままで良いとも思えない。本件については、ぷよぷよ通がベースだったわけですが、あくまで個人的な意見にはなりますけど、e-Sportsらしい要素があればある程度は許容できた様にも思えます。ただし、そもそもにセキュリティに問題を抱えたままベータをやっていたのは大変よろしくない事です。

あと、そんなクローンゲームつながりで、やはりプロチームの立ち上げに関わった人物がe-Sports化したいゲームの開発に関わっているというのは、望ましい事ではないでしょう。この時点で、スポーツとしての公平性が欠けています。実際e-Sports化したところで、公式大会等々で自身が立ち上げたプロチームのメンバーが上位を独占する事になったりしたら、当然と思う一方で疑いの目がかけられてしまうのも仕方なしになってしまいます。当然ながら、大変お金が稼ぎやすそうな仕組みが何となく見えてきてしまうわけです。スポーツとして、よりクリーンなやり方でやる必要があったのは言うまでもないでしょう。

休止について

結局、プロチーム「Samurai Frontier Gaming」は解散し、公式大会も中止、Steam Greenlightからも削除され、ぷよぷよのe-Sports化を目指したはずの「Magical Stone」がサービス休止となったわけですが、日本でもe-Sportsを盛り上げていこうという流れがある中での騒動というのは良くなかったの一言に尽きます。当然、本件のようなモノが珍しいだけではありますが、lolも日本では運営の在り方でちょっとした問題が発生していたところですし、プロゲーマーなる方々にも良識と品位が求められているところがあるのは否定しがたいところでしょうか。

また、ショービジネスとしてのスポーツは、観客がいてこそ価値があります。むしろ、観客がいないと始まりません。さらに、運営側は観客に信用されないといけないという点もあります。ですが、マジカルストーンはそういったところへの配慮が一切なかった様にも見えます。そもそも、クローンゲームについての議論に発展するならまだしも、ただでさえ反感を買いやすいRMTを認めてさらに続けていたというのは、信用するに値しないと判断されるのも当然の事に思えてなりません。ゲームの出来以前の問題になってしまうのも、仕方がない事です。

一応、“サービス休止”ということで今後にある程度の可能性を残したことになりますが、いつの日か再開するとなると、それはそれで結構厳しいモノになる事が予想されます。本件は、ぷよぷよのe-Sports化や活性化のハードルが上がってしまった様な、残念な案件だったように感じられて仕方がありません。とりあえず決着がついた事にはなりますが、今後とも妙な事がおきないよう願いたい限りですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第1010回:ぷよぷよのe-Sports化を目指したはずの「マジカルストーン」がサービス休止を発表に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:ぷよぷよのe-Sports化を目指したはずの「マジカルストーン」がサービス休止だよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。まぁ、そうせざるを得ないだろうな。

しょぼーんさん:そーだろねぇ。RMTがなけりゃもうちょっと違った議論もおきたとは思うけど、ぶっちゃけ何で周りの人はこれを止めなかったの? ってレベルでして。いや、RMTやってる時点でもうどうにもならんってのはあったと思うけど。……何はなくとも、信用されるように動きましょう、という事で。

しゃきーんさん:ゴシップをウリにするならまだしも、スポーツだもんなぁ……。

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名無しのゲーマーさん

ぷよぷよ界オワタ

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