連載:気まぐれゲーム雑記 第952回:2015年のゲームをざっくりと振り返ろう 1月~6月編
2015年、早すぎでしょう……。
今年もたくさんゲームをしました
AZです。こういうブログをやっているせいか某中華圏からフィッシングサイトへ誘導する極めて面倒で迷惑なメールがたまにくるのですが、先日きたメールの差出人が「じぶん銀行」だったのを見て、あちらの国には本当にそんな銀行があるのか? と結構悩みました。
それはさておき、2015年もあとわずかという事なので、2015年をざっくりと振り返ってみることにします。まぁ、2014年も同じような事をしたのですが、2014年は結構計画的にやったことに対し2015年はほとんどノープランというノリです。うん、まぁたまにはノリで書いてみるのもいいんじゃないかな? とか思ったりもしておりますので、まずは2015年の1月~6月までを駆け足で振り返りましょう。あ、出来事のセレクトはあくまでもわたくしめの主観に基づいたモノになります。
2015年1月の主な出来事
- 任天堂がYouTubeで広告収入が得られる「Nintendo Creators Program」を開始
- Valveが年齢確認をするようなページがあれば18禁要素を復活させるパッチを配信する事を認めているらしい件
- マイクロソフトがARヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」を発表
- 「なぜ国内メーカーがSteamに日本語版を出さないのか」に日本ファルコム公式ツイッターが反応
- テイルズ オブ ゼスティリア、炎上案件入り
- 個人的ゲーム感想「Transistor、世界観と音楽がクッソ良いから黙ってやれ。」
1月は、年始めということもあってかニュースはそこまで多くありませんでしたが、任天堂やSteam絡みが多かったような当ブログでした。特に、結構手続きが面倒とはいえど、任天堂が公式にYouTubeからの広告収入が得られるようなプログラムを開始したというのは、動画勢にとって良いニュースだったのではないでしょうか。テイルズはちょっとアレな感じ満載で何とも言い様がないのですけど、炎上するほどファンにとっては重要なところだったのでしょう。あと、個人的にはTransistorをひったすらにプッシュしていたので、Steamで遊ぶ人はセール中だから買っておくと良いです。
2015年2月の主な出来事
- ソニーが「Sony Online Entertainment」の売却を発表
- ヤフーがスマホゲー市場へ参入を発表
- TGS2015のテーマが「もっと自由に、GAMEと遊ぼう。」だったこと
- PC版「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」のMODについて、Team NINJAが懸念
- 任天堂がキャラクターのライセンス事業を本格化
- 海外メディアのEurogamerが採点形式でのレビューを廃止
- セガがセガゲームスに改名
- PSが20周年記念でメモリアルオークションを実施
- 個人的ゲーム感想「レジェンドオブレガシー、サガ系クローンとしては良くできていた方ではなかろうかと?」
2月は良い事も悪いこともありましたが、TGS2015のテーマが「もっと自由に、GAMEと遊ぼう。」だった事については、Steamで絶賛おま国してるメーカーが多数ある中で“自由”をアピールした事に印象深いモノを覚えた記憶はあります。あとは、概ねレビューについての考察が多かったわけですが、ここ最近になってやっと当ブログのレビューも固まってきた気がするので、マイペースに積み重ねていきたく思う所存です。あと、セガがサービスゲームスゲームスになったのは、結構面白かった一件だった様にも思えます。
2015年3月の主な出来事
- “SteamVR”を組み込んだVRヘッドマウントディスプレイ“HTC Vive”が発表
- ソニーが「Project Morpheus(現:PS VR)」の2016年上半期中の商品化を目指すと発表
- Unityが最新バージョンとなる「Unity 5」を公開
- Unreal Engine4が無償化を発表
- Valveが新ゲームエンジン「Source 2」を発表
- トルコ政府がマインクラフトに対し「禁止にされるべき」と結論
- 「ラブプラス」シリーズのプロデューサー内田明理氏とイラスト担当ミノ☆タロー氏がコナミを退社
- 任天堂がDeNAと資本業務提携を発表、ゲーム専用機プラットフォームとなるコードネームNXも告知
- PS Plusの国内会員数が初年度の50倍を記録
- 個人的感想「ブログリニューアルのため、ゲームどころの騒ぎじゃなくて大変申し訳なく思います。」
3月の特徴は、VRとゲームエンジン戦争と任天堂の次世代に対する取り組み、といったところでしょうか。あとは、もうこの時点ですでにどうにもならない状態だったであろうコナミのいざこざも、ちらほらと見えてきます。わたくしめとしましては、ひったすらリニューアルのために黙々と作業してたら、3月が終わってしまったという絶望感を味わった月でもあります。
2015年4月の主な出来事
- クラウドゲーミングサービス「OnLive」をSonyが買収
- スクエニがドラゴンクエストX Yahoo!ゲーム版のサービス終了を発表
- スクエニ社長松田洋祐氏、eスポーツで業界を引っ張る会社になると宣言
- 角川が社内カンパニー制を廃止
- Steamにて「The Elder Scrolls V: Skyrim」のMODが有料販売に対応したと思ったら、終了した件
- 「P.T.」の配信が終了
- コナミがプロダクション制廃止の次は「Silent Hills」で燃え上がる
- 個人的感想「ブログリニューアルを強行したため、外面はさほど問題なかったのですけど内面は問題だらけで、ゲームどころの騒ぎじゃなくて大変申し訳なく思います。」
4月は、そこまで大きな話題もなかった時期で、元出版関連に勤めていた経緯もあってか、カドカワの動向は気になっていました。あと、MODの有料化は色んな意味で不味かったという印象もあります。最後に、今はもう解決? した状態ですが、この時点ではコナミの不穏な足音がさらに広まっていた様な段階でした。わたくし個人と致しましては、リニューアルの際に強引且つ力技を使ってしまったがゆえに、リニューアル後も毎日修正作業に数ヶ月追われる事になります。レビューしたくても時間がなけりゃ、そもそもゲームやってる余裕がないという事態でした。……デザインは、今でも最終的なモノになってないんですけど、裏でジワジワ作ってます……。
2015年5月の主な出来事
- “イメージエポック”が破産手続き開始
- コナミの新しい代表取締役社長である早川英樹氏が、モバイルファーストをアピール
- 「ワンダーフリックR」が2015年9月14日16時をもってサービス終了
- 日本のXbox One向けに定額でEAタイトルができるようになるサービス“EA Access”を開始
- IGAの最新作「Bloodstained: Ritual of the Night」がKickstarterキャンペーンを開始と思ったらゴールしてた
- YouTubeのライブ配信が60fpsに対応
- 任天堂が「ユニバーサル・スタジオ」などを運営する米ユニバーサルと提携
- 任天堂のイカこと「Splatoon」が発売
- スマホアプリのダウンロードが横ばいか減少傾向? 今後も注視しておきたい状況へ
- 個人的ゲーム感想「How to Surviveはサバイバル感がないけどアクションとして結構楽しめるし、ゼノブレイドクロスは和製オープンワールドとして悪くはない出来かと。」
5月は、イメエポの破産やコナミのモバイルファースト、ワンダーフリックRの終了等々で、微妙な話題が続きましたが、IGAの最新作がKickstarterキャンペーンを開始したのは本当に喜ばしい出来事の一つです。わたくしめも、少なからずキャンペーンに参加したタイトルですし、2016年の発売が楽しみなモノの一つでもあります。
あとは、任天堂の「Splatoon」が発売されました。今なお話題を引っ張り続けているタイトルですし、ジワ売れし続けて国内でミリオンセールスを達成した、ここ最近では希有な存在とも言えます。長期運営と話題を投下し続ける事で、コンテンツは成長するというのを目の当たりにしたタイトルでもあります。今でも、発売日直前まで悩んでDL版を購入した事に後悔はありません。
2015年6月の主な出来事
- さくまあきら氏がツイッターで“桃太郎電鉄”の正式終了を告知
- Fallout 4が発表されたと思ったらいきなり発売日も発表されて、発表からわずか半年足らずでプレイできることに私を喜ばせて、PS4やXbox One向けにもMOD対応する事が明らかになり多くの人を喜ばせた
- IGA氏新作「Bloodstained」が最終的にKickstarterで5,545,992ドル(約日本円で6.8億)を集めてフィニッシュ
- E3 2015が開催、日本向けとも言えるFF7のリメイクやニーア最新作など多くが発表
- 「シェンムー3」のKickstarterプロジェクトが開始
- Xbox Oneに下位互換性が付くことが告知
6月は、やはりE3が話題の中心でした。いや、さりげなくコナミとか何だとかもあるのですけど、E3でスクエニや任天堂が日本向けっぽいモノをちらほらと出していたのが印象的なところです。とはいっても、私個人としましては、やはりFallout 4は素晴らしい発表でした。正式発表ですでに発売日もはっきりとさせたというのは大作しかできないアピール方法ですが、ゲームをする身としては「いつ出てくるかも分からない新作に対しては、何とも言えない感情が出てくる」ケースもあるので、どのゲームも「発表から数年後発売」なんて事はご勘弁願いたくも思います。……まぁ、ビジネスでやっている以上宣伝期間がない事にゃどうにもならないモノもあるので、仕方が無いところが多々あるのも理解できますが。
2015年上半期の総括
ざっと振り返ると、定番の任天堂な話題からVR、日本人クリエイターによるKickstarterキャンペーン、2015年の良くも悪くも業界を賑わせたメーカー大賞を受賞できそうなコナミといったところまで、かなり豊富にありました。世の中、良い事だらけというわけにもいかないのが世の常ですが、それでも色んなタイトルが発売されたり発表されたというのは、2016年への布石にもなっているように思えたりもします。
ゲームタイトルで言えば、Splatoonが賑わせ続けました。今なお賑わっているのを見ると、2015年に発売されたタイトル群の中でも、確かな存在だったのは間違いないでしょう。それだけの魅力あるゲームにも思えますし、今後どうなっていくのかが気になって仕方がないモノとも言えます。
一方で、コナミの不穏な空気は年末にある意味において解決をみるわけですが、この頃はまだひたすらにヘイト値を溜めているような状況でした。これが“最善”だったのかどうかはさっぱりわかりませんが、やはりコナミ側の言い分というのは聞いてみたいモノがあります。
当ブログとしては、2015年の上半期はひったすらにリニューアル作業に追われ続け、更新ペースが安定するのもしばらく時間がかかりました。今でこそ、やり方がハッキリとしているモノの、リニューアル直後はあたふたしながら更新してた記憶が満載です。そんな状況でも、いつも通り閲覧して下さっている皆様には本当に感謝の極みでした。
では、あとは「2015年のゲームをざっくりと振り返ろう 7月~12月編」(12月30日公開予定)へ続きます。
:2015年も終わり間近になりました。毎年恒例の、振り返ろうといった内容の1月から6月編です。
:イメエポとか、今年だったのか……。
:まぁ色々あったね。ブログとしては、上半期はリニューアルに追われてた感が強いっす。そういった中、ゲームする時間を確保するのは大変だったけど、どうにかがんばれたとは思うよ。……一応、近々ブログに関するアンケートも実施予定なので皆々様ご協力して下さればそれ幸いだけど、誰も協力してくれなかったらどうしよう……?
:……やる前から失敗を心配してんじゃねぇよ……。