何が良くて何が悪かったのか

実際の完成イメージが沸かない？

AZです。「正統進化」とか「王道」とか、スマホ界隈にはそう名乗らないと意味が分からないモノだらけな魔窟なのかと思ってしまいました。

それはそうと、Kickstarterキャンペーン中の「RED ASH」が中国企業の出資で開発決定し、イニシャルゴールの内容を改訂しています。

今回のFUZE Entertainmentさんの投資によって、当初我々が目指していた「カルカノンの全てを冒険できるゲームプレイ」については見事達成できることになりました！ 予定していた各エリア・各エピソード、すべてを描いたうえでカルカノン編の完結まで無事、語りつくすことができます！

～中略～

では、$800,000というイニシャルゴールを突破した場合、ゲーム内容はどのように拡充されるのか？ イニシャルゴールの内容を、以下のように改訂させていただきます！

このように、３つの新たな要素が追加されます。それぞれ説明いたします。

●チャレンジダンジョン

アクションゲーマーな人にうってつけの舞台です！ 通常のダンジョンよりも深くて危険なチャレンジダンジョン、その扉が開かれるのです。新たな敵、新たなワナ、真の上級プレイヤーでしか到達できないであろう最深部には何が待ち受けるのか！？　腕に覚えのある皆さんはぜひその目で確かめてください！

●タイガープレイヤブル

プレイヤーキャラクターにタイガーが加わります！ 彼はベックほどの俊敏さや身体能力を持ってはいませんが、古代文字を解読できるような知識、乗り物の操縦能力などに長けています。カルカノンという舞台をベックとは違う視点で探索し、歴史面での謎や封印された領域などにリーチすることができるかもしれません。

●コール＆シャインｄｅ村復興

これはゲームクリア後の要素として予定しています。 カルカノン停止という物理的衝撃は村にダメージを与えてしまうでしょう。そこにコールとシャインが村人たちと協力しながら、崩れた家や施設を復興させていく、街づくりゲームのような“ほのぼの系イベント”として考えています。

以上がイニシャルゴール達成時の拡充内容です、いかがですか！？

［引用元：Kickstarter］

ゴールすれば、要素が増えるという形ですね。

「Red Ash」はロックマンDASHの精神的後継作という雰囲気で話題を集めたわけですが、Kickstarterキャンペーン開始時からアニメ連動プロジェクトである事なども発表し、ずいぶんと風呂敷を広げた形でアピールをしてきました。現時点（2015/8/1）では、ゲームの方は80万ドルをゴールとしながら48万ドルで残すところ3日程度となっておりますし、アニメは15万ドルのゴールに対して12万ドルを集めている状況です。アニメだけならゴールしそうな雰囲気ですが、ゲームはゴールするにはちょっと厳しいラインでしょうか。

そういった状況下での中国企業による出資ですので、ある程度水面下での話は進んでいた事が予想されます。むしろ、STUDIO4℃といったアニメスタジオもプロジェクトに参加している以上は、それ相応の算段はしていたでしょうし、Kickstarterは宣伝としての影響力を見越していたような気がしないこともありません。いやまぁ、集金も宣伝も両方兼ねている、という方が正しいとも思えますが。

当然ながら、中国企業による出資でゲーム開発は確定したわけですから、それは喜ばしい限りです。しかして、Kickstarterキャンペーンがゴールできなかったとすると、果たして本当に望まれるのかという部分は非常にあやふやとなり、残す数日でゴールできるか否かが最大の焦点になるでしょう。

Kickstarterキャンペーンを行うゲームは、すでにスポンサーがついているタイトルも多々あるので、そこに問題を感じる事はありません。ですが、「Red Ash」は最初から結構風呂敷を広げているプロジェクトなだけに、成功するか否かは大きな話題を呼ぶことになりそうです。はてさてどんな結果になるのか、残り数日をしっかりと見守っておきたいですね。