連載:気まぐれゲーム雑記 第965回:任天堂、マジコン裁判で勝訴が確定したことを発表
厄介なモノでした
やっと終わった裁判
AZです。少し前の話ですが、“ゲームとはほぼ関係ない記事”が並び、自作自演のコメントが乱立しているようなブログ様からご連絡があったのですけど、さすがのわたくしめもどう対応すれば良いか困り果てたので、まよいマイマイと同レベルで迷い続けることにしました。
それはさておき、任天堂がマジコン裁判に勝訴したことを発表しています。
控訴を棄却した控訴審判決並びにマジコンの輸入販売行為の差止及び当社の被った損害として総額9562万5千円の損害賠償金(一部請求額の全額)の支払いを命じた第一審判決がいずれも確定いたしました。
マジコンの輸入販売行為が違法な不正競争行為であることについては、既に東京地方裁判所平成21年2月27日判決(東京地方裁判所平成20年(ワ)第20886号、同(ワ)第35745号)などでも認められていましたが、今回確定した第一審判決では、上記だけでなく、正規ゲームソフトの販売業者である当社がマジコンの輸入販売行為により相当額の損害を被ったこと及びマジコンの輸入販売業者である被告が当社に対して上記の損害賠償責任を負うことを認めた点に画期的な意義があり、さらには、上記の第一審判決を最高裁判所及び知的財産高等裁判所がいずれも明確に支持・肯定したことにおいて、上記の第一審判決、それに引き続く控訴審判決及び最高裁の決定は、ゲーム業界全体にとって極めて重要な判決・決定であると認識しております。
[引用元:任天堂]
何はともあれ、おめでとうございます。
難しい言葉が乱立しておりますが、要するに任天堂の主張が認められマジコン業者らに総額9562万5千円の損害賠償金の支払い命令が出たという事です。実に長い裁判で、その間に結構出回った感も否めませんが、無事良い方向に解決したのは一安心といったところでしょうか。
すでに時代はDSから3DSへと世代交代、そこから更に次の世代はいつ出てくるのか? といった段階に突入するくらい時間は経過したわけですが、それでも裁判が始まった当初はマジコンが比較的簡単に入手できるといった状況になっていました。その段階においては、使っている人のモラルも問われた出来事の一つにも思えますが、今後マジコンに続くような類似品は概ねアウトであるという警鐘を鳴らした効果は大きいでしょう。
ともあれ、マジコン問題が無事解決したということで業界にとっては良いニュースに違いありません。今後とも、正直が馬鹿を見るような事がないようにしていって欲しい限りですね。
:任天堂が、マジコン裁判に勝訴したよーってなお話です。
:ふむ。まぁ勝って当然という内容ではあったよな。
:そだねぇ。ほんと長かったけど、無事解決して良かったと思うよ。不正コピー品が出回ってしまわないよう、どんどんやっていって欲しい限りっすな。……行き着く先は、アカウントに紐付けしたDL販売かねぇ?
:流石にそりゃわからんが、類似品が出てこない事を願うのみ、だな。