連載:気まぐれゲーム雑記 第918回:任天堂曰く、中核ビジネスはゲーム専用機ビジネス

任天堂

しっかりと情報は見ておきましょう

多角的に動くのは悪い事じゃない。うまくいくかどうかは別だけど。

AZです。暑いのか寒いのか、イマイチ分からない時期になってしまいました。

それはさておき、任天堂の平成28年3月期 第2四半期の経営方針説明会質疑応答にて、中核ビジネスはゲーム専用機ビジネスであることを再度アピールしております。

Q3.スマートデバイスアプリにはそれ単体で利益を上げるものと、ゲーム専用機ビジネスの収益に貢献することを目的とするものとが併存すると思うが、中期的にはどの程度の収益貢献を見込んでいるのか。

A3.君島:「Miitomo」以外にどのIPを使ったどのようなアプリケーションを出す予定かはまだお話しできませんし、それらの収益予想について本日お話しすることは差し控えさせていただきますが、Free to Start型のものと、ダウンロード時に一定の金額をお支払いいただくタイプのものでは、収益が発生するタイミングが異なりますし、2017年3月末までにリリースする5作程度はそれぞれ収益構造が異なる予定です。
収益の柱の一つとして育てていきたいという方針に変わりはありませんが、任天堂の中核ビジネスはゲーム専用機ビジネスであり、スマートデバイスビジネスがすぐに収益の半分を占めるようになるというようなことは考えていません。

宮本:任天堂は生活必需品を売る会社ではなく、何が大きな収益に「化ける」のかが誰にも予想できない、新しい需要を自ら生み出すエンターテインメントのビジネスをしていますので、常にその時々の状況を見て「化ける」可能性を広げるのが私たちの仕事だと思っています。「ゲーム&ウオッチ」が売れて安定した収益があった時に、同時に「ドンキーコング」の大ヒットで売上が倍増し、業務用(ゲームセンター向け)ゲームで利益が出ている時にファミコンビジネスが順調に拡大するようになると、業務用の開発を止め、家庭用に専念するなどして、私たちはその限られた人材やリソースをどの事業展開のために注力させるべきかを柔軟に検討しながら、ビデオゲーム専用機ビジネスを中心に成果を上げてきたと思いますが、その中でも「大化けする」可能性のあるプロジェクトに常にチャレンジし続けてきており、今はスマートデバイス事業にも「化ける」可能性があると思っています。ほかにもいろいろな可能性にチャレンジしており、どれが順調に育っていくのかは実際にお客様に触っていただいて初めて分かる性質のもので、そのいずれかが「大化けする」ように頑張っています。

[情報元:任天堂

まぁ、ようするに既存のスタイルということで。

任天堂は、スマホ事業参入発表から度々発言してきていますが、何をどうしたところで「任天堂の中核ビジネスはゲーム専用機ビジネス」である事からブレていません。むしろ、そこが任天堂らしいともいうべきところでしょう。

また、スマートデバイス向けのモノに対しても、新しい何かを提供するといったアピールをしています。新会員サービス「My Nintendo」の運営面はDeNAに任せている状態ですし、極力ゲーム開発に注力するというスタンスはそう変わらないモノでしょう。

一方、スマートデバイス市場はすっかりレッドオーシャンとなり、しっかりと売れるタイトルとそうじゃないモノが二極化してきました。そういった市場へ打って出るのは見て分かりますが、気になるところといえばどのようにして任天堂ハードへとプレイヤーを導くのかという導線になりましょうか。スマートデバイスを入り口にして、どこまで広がりを見せるかが焦点になりそうです。

「My Nintendo」や「Miitomo」、NXと来年は来年で色々と慌ただしくなりそうな任天堂ですが、どのような成果を挙げていくのでしょうか? 極力延期しないことを願いながら、今後の1年も見守っていきたいモノですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第918回:任天堂曰く、中核ビジネスはゲーム専用機ビジネスに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:任天堂曰く、任天堂曰く、中核ビジネスはゲーム専用機ビジネスだと再度おっしゃってるよーってなお話です。

しゃきーんさん:毎度言ってることだな。

しょぼーんさん:まぁ、色々と書かれるのが面倒だからねぇ。ちゃんと自分たちのスタンスを明確にしておくのは大切だと思うよ? ぶっちゃけ、WEB上なんてたかが一個人が好き勝手やれるわけだし。……だからこそ、信用されるようにやっていくべきだとも思うのですけどネー。

しゃきーんさん:ま、来年も色んな意味で楽しみにしておけばいいんじゃね?

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