連載:気まぐれゲーム雑記 第1054回:グリーが欧米向け一部ゲームタイトルを売却し、欧米事業にテコ入れをするようです
やはり海外進出は難しい
生き残るにも大変そう
AZです。どんどん積みゲーを崩していきたいという気持ちだけが先行しています。
それはさておき、グリーが欧米向け一部ゲームタイトルを売却し欧米事業にテコ入れをすると報じられています。
グリーは16日、欧米ゲーム事業の体制見直しを発表した。モバイルゲーム開発・運営を手掛ける米国子会社のグリー・インターナショナル(GII、カリフォルニア州)が運営する一部ゲームタイトルを売却した。欧米事業をテコ入れする。
事業体制の見直しはまず、GIIが運営するゲームタイトル6本のうち「ウォー・オブ・ネーションズ」を除く5本について、今年7月に新設した子会社のグリー・インターナショナル・エンターテインメント(GIE、カリフォルニア州)に移管する。GIEは新規タイトルの開発・運営を続ける。
残るGIIは「ウォー・オブ・ネーションズ」の運営とともに米ゲーム開発会社ロック・ユー(カリフォルニア州)に売却した。売却額は600万ドル(約6億円)。
[情報元:日本経済新聞]
まぁ、そうなりますかね。
数年前、グリーやDeNAなどいわゆるソシャゲをメインとしたモバイル市場で存在感を放っていた日本メーカーのいくつかは海外市場へ進出していたわけですが、それらが現時点で成功しているかと問われると、ご覧の通りともいうべきオチになってしまいます。市場の在り方が違うわけですし、コレはコレで仕方がないとも思うところは否定できませんが。
そんなグリーは、2016年度第3四半期決算でも、前年比で売上高と影響利益が共に右肩下がりになっておりまして、今後どうやりくりしていくかが注目されていました。その一手となるのが今回の売却となるのですけれども、今後もゲーム事業を続けるならヒット作を作るしか光明が見えないのも確かです。
当然ながら、すべてのメーカーがダメだったかという話になれば、日本メーカーでもガンホーの「パズドラ」あたりは上手くやれている印象もあります。あとは、IPだけなら日本というNiantic製の「ポケモンGO」もありますし、スマホやソーシャルゲーム関連の海外進出については、存在感が出せるIPを持っているかどうかがポイントになりそうな気がしないこともありません。
一時はずいぶんと名を馳せたグリーではありますが、厳しくなっている現実もジワジワと見えてきています。そのほかのソーシャルゲーム関連を抱え込むメーカーがどのようになっていくのか、暖かい目で見守っておきたいですね。
:グリーが欧米向け一部ゲームタイトルを売却して欧米事業にテコ入れをするよーってなお話です。
:まぁ、ソシャゲ関連の企業って海外進出したところは概ね上手くいかなかった気がするな。
:そんな感じかな。一応、家庭用機向けにもやってるって企業は、多かれ少なかれやりくりできてる気もするけど。ま、グリーやDeNAってのは色んな意味で注目されちゃうところだから、どうなっていくのかは暖かく見ておきたいかな、と。……ついでに、国内市場もどう変化していくのかはみておきたいよねぇ……。
:ま、モバイル市場はまだまだ混沌としている気がするし、のんびりと見ていけばいいんじゃね?