連載:気まぐれゲーム雑記 第956回:カドカワ浜村氏曰く「ゲーム会社は、PS4が普及する前提で戦略を組むようになった」
家庭用機が強い市場
ゲームメーカーはPS4をメインにNXをどう見るか
AZです。新年早々「メガ・シャークVSメカ・シャーク」を見たわけですが、B級な内容なのに盛り上がり方もB級な雰囲気で、流石B級だという代物でした。
それはさておき、元ファミ通の編集長にしてカドカワの取締役である浜村氏が「ゲーム会社は、PS4が普及する前提で戦略を組むようになった」と語っております。
--PS4の評価は?
ゲーム機史上最高の売れ行きで、3万9980円(税抜き)という価格も考えると大成功と言えるでしょう。「日本ではPS4は売れていない。ダメだ」といわれますが、2015年に入ってから、ゲーム会社は、PS4が普及する前提で戦略を組むようになりました。ただゲーム開発に時間はかかるので、外からハッキリわかるのは2016年の年末になるでしょうか。さらにいえば、家庭用ゲーム機だけの時代ではありません。スマートフォン向けに一緒に開発するというメーカーが多くなっています。スマートフォンは普及の限界が来ているので、シェアの奪い合いになると思います。
[引用元:MANTANWEB]
まぁ、メーカーはそうなるでしょうね。
ハードメーカーじゃない限り、企業として利益をあげる事が命題である上場企業は市場シェア率が高いところに乗りたいというのが現実です。それでいて、開発が楽な環境である事も上げられるところでしょうか。現時点だと、ファミ通やメディアクリエイト調べで日本のハード普及台数はWii Uの方が多くなっているモノの、海外市場をにらむ上場企業としてグローバルに普及しているPS4をメインにしたいというのは無難な選択でもあります。
その結果が見えてくるのは、2016年末というのもだいたいラインナップが出揃ってくるタイミングという事でしょう。「○○が出るから買っておいた方が良い」という声をちらほらと聴いたり目にしたりするわけですが、実際ゲーム機を買う場合は「欲しいモノが出た時に同時購入する」人の方が多数であるのはわかりきっている事です。2016年には一応「FF15」という大砲が用意されている事ですし、そのほかの話題作も含めて2016年中にどれだけ普及できるかが日本におけるPS4市場の勝負どころにもなりそうな気がしないこともありません。
一方で、任天堂のNXがどういったモノになるかも2016年中にある程度明らかになってくるでしょう。各メーカーもNXに乗るか反るかを判断しないといけないところはありますが、今の時代サードパーティの場合はマルチで出せてこそ利益を上げやすくなります。NXの普及速度や開発スピード、ゲーム以外にどういった要素を持ち合わせているのかなどに注目しながら、マルチでやっていけるかどうかを判断する事になりそうなところでしょうか。
2016年は、家庭用ゲーム機だとPS4が勢いづけるかどうかはかなり重要なところにもなりそうです。VRにも注力しているPS4が、日本市場においても確かな結果を出せるかどうか、暖かく見守っておきたいですね。
:カドカワ浜村氏曰く「ゲーム会社は、PS4が普及する前提で戦略を組むようになった」だそうだよーってなお話です。
:まぁ、色んなタイトルがPS4で発表されりゃそう見るのが無難だよな。
:海外市場の事も含めてね。普及しなけりゃ始まらないから、どれだけPS4市場が大きくなるかは見どころかな。今のタイミングでPS4に注力! みたいな話題が出てくるということは、その次の世代が出た場合の普及速度はまた時間がかかるのだろうなぁとも思わせるけどね。……ま、何はなくとも盛り上がって欲しい限りっすなぁ……。
:次世代がどうなろうと、今の世代が盛り上がらない事にゃ始まりもしないからなぁ……。